デザインイーストが9年ぶりに開催 マメ クロゴウチが産地と連携して開発した生地などを展示

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2025年08月22日 16:21  Fashionsnap.com

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 「デザインする状況をデザインする」ことを目的に2009年に始動したプロジェクト「デザインイースト(DESIGNEAST)」が、2016年の開催以降、9年ぶりに開催される。会場は、文化芸術創造拠点「クリエイティブセンター大阪」。期間は9月19日から21日まで。3日間通しパスと2日間通しパスは前日までPeatixで販売しており、当日購入できる1日券も用意する。

 デザインイーストは、関西・大阪を拠点に活動する建築家の家成俊勝、デザイナーの原田祐馬、編集者の多田智美、デザイン研究者の水野大二郎、デザイナーの柳原照弘が中心となり発足。過去には、「Social Sustainability」「周縁と中心」「状況との対話」「場への愛」「CAMP」「XO」「移動 MOBILITIES」などのテーマを据え、国内外のゲストによるトークやワークショップ、映画上映、マルシェなどを行ってきた。
 今回のテーマは、相反するものがともに息づき、往来する豊かな状態を表す「IKIKIIKIIKI(いきき・いきいき)」。「予測可能で短期的・片利的なデザインの代替として、長期的で関係的なデザインは、既存の価値構造を撹乱しうるか?」「今・ここの“圏内”と、周縁化された“圏外”の世界観をつなぎとめ、往来する豊かな回路をデザインすることは可能か?」といった問いに対する多様で豊かな応答が交差する場をつくることを目的としている。
 4階のドラフティングルームでは、「マメ クロゴウチ(Mame Kurogouchi)」の展示を開催。これまでマメ クロゴウチが産地と連携して開発した生地などを紹介し、デザイナー 黒河内真衣子と生産者、加工機械、素材の対話によって編まれたストーリーを感じられるような構成を予定しているという。
 そのほかのプログラムでは、様々なゲストを招いたトークセッションや、全国各所で同時多発的に日本中の料理人や農家、八百屋がつながり、その土地の在来種や伝統食を味わう祝祭「種と旅と」がコーディネートを手掛ける料理人や各地のワインの生産者らによるマーケット、多治見のタイル製造の技術の高さや多様性、タイルの可能性を伝えるTajimi Custom Tilesによる展示、インターデザイン・アーティスト兼ダンボール社会学者の織咲誠によるアートインスタレーション、映像エスノグラファーの大橋香奈によるドキュメンタリー映画「移動する『家族』| "Families" on the move」の上映を行うほか、日本とオランダを拠点に活動するデザイナー兼アーティストのサンダー・ワッシンク(Sander Wassink)による2日間のスタジオ、往還性をテーマにしたショップやフードによるポップアップ、バーカウンターなどを設置する。なお、初日の19日は前夜祭として、夜にフードイベントや内覧会を開催する予定だ。

◾️DESIGNEAST IKIKIIKIIKI 開催期間:2025年9月19日(金)〜9月21日(日)※9月19日は前夜祭開場時間:9月19日(金):19:00〜21:00(開場18:00)9月20日(土)〜9月21日(日):11:00〜21:00会場:クリエイティブセンター大阪所在地:大阪市住之江区北加賀屋4-1-55料金:当日チケット(9月20日または21日):一般 3000円/学生 2000円(1DAY)2日間通しパス(9月20日〜21日):一般 5500円/学生 3500円 ※前売り3日間通しパス(9月19日〜21日):一般 7500円/学生 5500円PIY(Price it Yourself)チケット:1万円〜自由前夜祭:2000円/食事付き 5000円

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