愛知県農業総合試験場が開発した皮ごと食べられるイチジク=22日、愛知県庁 愛知県の農業総合試験場は、皮ごと食べられるイチジクの新品種を開発した。農林水産省に品種登録を出願しており、2030年ごろに出荷が始まる予定。
既存品種の「桝井ドーフィン」よりも甘みが強く、皮ごと食べられることが特徴。高温な気候でも品質への影響が少なく、安定的に収穫できるという。
県によると、県内のイチジク栽培面積と出荷額は全国1位。担当者は「イチジク生産の起爆剤となるものを作り、食べる人と作る人の両方を増やしたいという気持ちでやってきた」と話し、「これまでイチジクが苦手という人からも食べやすいという意見をもらっている」と自信を見せた。