バレーボール男子日本代表主将の石川祐希(29=ペルージャ)が、未来を担う高校生たちへエールを送った。
22日、都内でスポーツブランド「ASICS(アシックス)」主催のトークイベントに、同代表の高橋藍(サントリー)、小川智大(サントリー)、甲斐優斗(専大)とともに出席。抽選で選ばれたバレー部員約20人に、プレー中の心構えなどアドバイスを送った。緊張との付き合い方について質問が上がると、石川は「僕は緊張はいいものだと思っている」と説明。「いよいよ試合だなって、臨む前の1つのスイッチのような捉え方をしている」と、自らの経験を元に背中を押した。
イベント後に取材に応じた石川は、「プレーは試合を見て学べるけど、心に関しては僕たちが話さないと伝えられない部分がある。少しでも力になったらよかった」と穏やかな笑みを浮かべた。日本バレー界を背負う存在としての自覚にも言及。「高校生だけじゃなくて、中学生、小学生にも手本にされる選手、憧れる選手になることが大事。そこを目標に今後も活動していきたい」と、高校生との交流でさらなる活力を得た様子だった。
世界ランキング5位の日本代表は、来月12日に開幕する世界選手権(フィリピン・マニラ)に出場。銅メダルを獲得した1974年大会以来となる51年ぶりのメダル獲得を目指す。1次リーグでは、13日の初戦トルコ戦を皮切りに、15日にカナダ、17日にリビアと対戦する。
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