写真 ニット製品の開発やリサーチ、ワークショップなどを行う「トーク・ノンセンス(TALK NONSENSE)」が、歴史的な編み図を再解釈し現代の視点で届けるリサーチプロジェクト「ニッツ・アンド・レビュー(Knits & Review)」のワークショップと展示を京都のプロジェクトスタジオ「なはれ」で開催する。期間は、ワークショップが8月23日と24日の2日間、展示が8月25日から9月7日まで。
トーク・ノンセンスは、ディレクターの小梶真吾とニットデザイナーの沖裕希が2024年に東京で設立。モダンでミニマルな実践を通じて、人と物、その周囲の世界との新しい関係性を模索する活動を行っている。ニット製品の民主的で共同的な制作手法を探究するワークショッププロジェクト「ユーエーアールケー(U-A-R-K、Unravel and Re-knit/解いて編んで)」の運営や、同プロジェクトに関連した製品の販売などを手掛けている。
今回の展示では、「ニッツ・アンド・レビュー」 プロジェクトの実験的な取り組みの一環として、戦時下のアメリカ・イギリス・カナダで市民がホームフロント(戦地の兵士や負傷者への慰問)として編んでいたニットパターン8型を選定。現行の糸と道具で編める形に作り変えた編み図を、会場に設置されたPCとコピー機を用いて自由にプリントし持ち帰ることができる。
ワークショップでは、1910年代にイギリスで編まれていた「Cap Scarf」の作り方をレクチャー。また、展示会期最終日の9月7日には、京都服飾文化研究財団 アシスタント・キュレーターの五十棲亘をゲストに迎えたトークイベントの開催も予定している。
■「WORKSHOP + COPYROOM」Knits & Review A project by TALK NONSENSE会期:2025年8月23日(土)〜9月7日(日)会場:なはれ所在地:京都市下京区富小路通六条下る本塩竈町53 <WORKSHOP>※予約制・有料日程:2025年8月23日(土)〜8月24日(日)・土曜2回、日曜1回実施予約ページ <COPYROOM(展示)>※入場無料、予約不要会期:2025年8月25日(月)〜9月7日(日)13:00〜19:00※9月1日はクローズ <トークイベント>日時:2025年9月7日(日)14:00〜16:00ゲスト:五十棲亘(京都服飾文化研究財団 アシスタント・キュレーター)※参加費用・予約方法は後日告知。 ■TALK NONSENSE:公式サイト/公式インスタグラム