老舗京扇子店「大西常商店」4代目社長の大西里枝さんが8月22日午前に35歳で逝去。同店がSNSを通じて公表しています。
京都の地元紙は8月23日、大西さんが京都市下京区の自宅にて亡くなっていたことを報道。この知らせを受けて「大西常商店」の公式Facebookアカウントは、すでに逝去の事実を一部に伝えていたことを明かし、「ここに生前賜りましたご厚情に、心より深く御礼申し上げます」とつづっています。
大西家の意向として、葬儀は近親者のみで執り行い、香典などの類は固く辞退するとのこと。また、後日「お別れの会」を実施することも併せて伝えていました。
大西さんは「大西常商店」の一人娘として生まれ、大学卒業後にNTT西日本へ入社。結婚出産を人生を見つめ直すひとつのきっかけとして、2016年に実家の店へ入り、2023年夏に同店社長を引き継ぐこととなりました。
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社長就任後には京都人の本音と建て前を題材にした「裏がある京都人のいけずステッカー」モデルに起用されるなど、SNSやマスメディアで活躍。いわゆる“いけず文化”をうまく用いた活動によって、“いけず女将”の名でも知られる存在となりました。
大西さんは8月14日、自身のX(Twitter)にて地元祭りを楽しむ動画を投稿(※現在は故人アカウントとともに削除)し、「それにしてもこの女ノリノリである。盆ジョビ!!!!」とコメント。
「大西常商店」の公式Instagramアカウントでも16日、地元のお盆を紹介する動画に登場していましたが、約1週間後には死去が報じられることとなりました。
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