キリンビバレッジは8月26日、「キリン 午後の紅茶」ブランドから、新シリーズ「午後の紅茶 FRUITS & ICE TEA」を発売すると発表した。ラインアップは「オレンジとグレープフルーツ」「白ぶどうとレモン」の2種類で、希望小売価格は税抜き180円。9月23日から販売を開始し、普段紅茶を飲まない層を取り込む狙いだ。
新商品はいずれも果汁7%を配合した。普段紅茶を飲まない層も手に取りやすいよう紅茶特有の渋みや強い香りを抑え、リフレッシュシーンで飲みやすいすっきりとした味わいに仕上げた。
キリンビバレッジのマーケテイング部で午後の紅茶ブランドを担当する大澤寛文氏は、「午後の紅茶 レモンティー」が果汁0.1%であるように、「従来のフルーツティーは、紅茶に果汁を垂らすようなイメージだった」と説明。「今回は“果汁を紅茶で割る”という発想で、新しい紅茶の楽しみ方を提案していきたい」と語った。
飲料市場全体では、低果汁・フルーツティーカテゴリーの販売数量が過去5年で約2割増加している(インテージ調べ)。従来は子どもや若年層を中心とした甘さ重視の商品が主流だったが、近年は果汁の健康感やすっきりとした味わいが評価され、幅広い年齢層に支持が拡大しているという。
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パッケージは大人っぽさを感じるデザインにし、「ビタミンCたっぷり」といった訴求を加えて近年高まる健康志向を意識したという。また、小売店などでの販売では従来の紅茶棚ではなく、低果汁飲料スペースや自動販売機などを中心に展開し、普段紅茶を飲まない層への浸透を狙う。
●拡大する紅茶市場
紅茶市場全体も拡大傾向にある。総務省の家計調査によると、2024年における家計全体の年間消費支出が2017年比で103%だったのに対し、 紅茶の消費支出は123%と伸長。大手コンビニも参入を進めており、セブン‐イレブン・ジャパンは専用マシンで入れたての紅茶を提供する「セブンカフェ ティー」を2026年2月までに全国約2000店へ拡大予定だ。ローソンも8月12日、店頭で入れたてのコーヒーを提供する「MACHI cafe(マチカフェ)」から「アイスアールグレイティー」を発売した。
キリンビバレッジは、飲料市場における紅茶カテゴリーのシェアを2024年の4.8%から2035年までに6.5%へ引き上げる目標を掲げる(同社推計)。午後の紅茶ブランド全体では、2025年の売り上げ目標として4950万箱の販売を見込む。
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