<広島4−1巨人>◇26日◇マツダスタジアム
広島床田寛樹投手(30)が、今季6度目の完投で9勝目を挙げ、3年連続2桁勝利に王手をかけた。立ち上がりからテンポのいい投球でゼロ行進。8回に代打キャベッジにソロを浴びて完封は逃したものの、9回111球を投げて6安打無四球1失点。チームを連勝に導いた。
繊細な投球の中で大胆さも光った。唯一得点圏に背負った4回2死二塁。吉川に高め直球を多投し、最後はカットボールで打ち取った。最後も力勝負。9回2死一塁から中山を空振り三振に切った1球は、この日最速151キロだった。「若い子たちがストライク先行で投げているのを見て、やっぱり無駄な四球を出さない方がいいんだなと。うまくいけました」。無四球で勝ち投手となった2年目の高と常広が刺激となった。
前回の完封に続く完投勝利で今季巨人戦は2戦2勝だ。「上位を倒さないと上には行けない」。上位浮上へ、先発陣の先頭に立つ左腕が姿と結果で示した。
▽広島モンテロ(1回の先制打が決勝点に)「(中村)奨成とファビアンでいい場面をつくってくれたので、絶対打とうと思った。仕事ができて良かった」
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▽広島中村奨(適時打含むマルチ安打)「1打席目から入りは良かった。欲を言えば(5回2死二塁の)得点圏で打てれば良かったけど、反省して(7回2死一、三塁で)しっかり修正できたのは良かったかな」
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