クイーンズウォーク(c)netkeiba 今週の日曜日は、新潟競馬場で新潟記念(GIII・芝2000m)が行われます。
過去10年の新潟記念はすべて芝2000mで開催されています。そのため、前走で1800m以上の距離に出走していた馬が9勝2着10回3着10回と良績が集中しています。特に注目したいのが前走2000m組で5勝2着6回3着5回となっています。
新潟記念は06年にサマー2000シリーズが創設されて以降、シリーズ最終戦に組み込まれています。前走でサマー2000シリーズに出走していた馬がシリーズ優勝を目指し参戦するため、前走で2000mに出走していた馬が新潟記念で好成績を残していると考えられます。
今年の新潟記念もサマー2000シリーズの最終戦に指定されています。例年通りに前走2000m組が強さを見せるということは十分に考えられますし、予想を組み立てる際には前走の距離にも注目したいところです。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走1600m以下(ただし、父ミスプロ系の馬は除く)
[0-0-0-12]複勝率0%
該当馬:クイーンズウォーク、シランケド、シンリョクカ
(過去の該当馬:15年マジェスティハーツ2番人気10着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。
上位人気が予想されるクイーンズウォーク、シランケドが該当しました。
過去10年の新潟記念で前走1600m以下の馬は13頭が出走し22年カラテの1着のみとなっています。そのカラテは父がミスプロ系のトゥザグローリー。過去10年の新潟記念では父ミスプロ系の単勝回収率は133%、複勝回収率も98%と高期待値をマーク。
回収率が高くなっているのは人気薄の馬も結果を残している証拠です。人気薄の馬が好走するのは展開や馬場などが味方するケースもありますが、他の血統よりも新潟記念に対する適性が高いことが最たる要因と言えるのではないでしょうか。よって、前走が1600m以下の馬でも父ミスプロ系だった場合は適性の高さを考慮し注意が必要になりそうです。
その一方、前走芝1600m以下かつ父ミスプロ系ではない馬には好走例はありません。該当馬に挙げたクイーンズウォーク、シランケドは前走1600mに出走。父はミスプロ系ではありませんので、過去の傾向を踏まえると人気でも疑ってかかるのが賢明かもしれません。
また、この2頭はどちらも前走でヴィクトリアマイルに出走し、後方から追い込んで上位争いに絡んでいます。しかし、前回は逃げ馬が速いペースを刻んだことも好走要因のひとつ。今回の新潟記念は先行勢がそれほど多くはありませんので、スローペースになる可能性は十分にあります。差しや追い込みの馬は展開に苦しんで末脚を活かせずに終わってしまうシーンも十分に考えられます。
過去の傾向や今回の新潟記念のメンバー構成を見ると、前走のパフォーマンスを鵜呑みにはしづらい印象です。人気で配当的な妙味も薄いですし、ここは思い切って評価を落とすことも視野に入れたいところです。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。