<中日−阪神>◇4日◇バンテリンドーム
阪神佐藤輝明内野手(26)がバンテリンドームで衝撃の36号を放った。
初回2死一塁で涌井秀章投手(39)のカウント2−2からの低めのスライダーをバットで払うように打つと、低いライナーが右翼線に飛んだ。打球角度の低さから、誰もがフェアかファウルかに注目していたところ、打球は勢いを落とさず、そのままバンテリンドームの高いフェンスを越え、右翼ポールのすぐそばの客席に吸い込まれていった。
一瞬、何が起こったか分からない虎党は少し静まったあと、大歓声。数々の特大弾で驚かせてきた大砲がまた語り継がれそうな1発を残した。
▼佐藤輝が先制の36号。バンテリンドームでは今季7本目。同球場のシーズン最多本塁打は06年ウッズ(中日)の20本だが、ビジター選手で7本以上は00年松井(巨人)8本、02年ラミレス(ヤクルト)7本、22年村上(ヤクルト)7本に次いで4人目。阪神では05年金本の6本を抜いて最多となった。今季の佐藤輝は敵地での1発が多く、ビジターで25本目。52年のフランチャイズ制以降、ビジターで25本以上打った阪神選手は85年バース28本、79年掛布27本に次いで3人目。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。