10月に発売が迫るGoogle最新スマートウォッチ「Pixel Watch 4」を5つのポイントでチェック【2025年9月版】

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2025年09月06日 06:20  Fav-Log by ITmedia

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 Googleが8月21日に発表した新型スマートウォッチ「Google Pixel Watch 4」が10月9日に発売されます。従来モデルから派手なアップデートはあまりないものの、堅実な改良が多かった印象です。

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 ここでは「Google Pixel Watch 4」について5つのポイントをチェックしていきます。

●ベゼルがさらに薄くなった

 「Google Pixel Watch 4」は、円形のディスプレイを搭載したスマートウォッチです。

 べゼルが16%縮小され、画面領域が10%拡大したドーム型ディスプレイ「Actua 360」を採用。ピーク輝度は前モデルよりも高い3000ニトへとアップしており、直射日光化での視認性がさらに良くなったこともポイントです。

 サイズのバリエーションは、従来通り41mmモデルと45mmモデルの2種類の展開となります。

 バンドとの組みあわせについては、41mmモデルが4種類。45mmモデルが3種類のバリエーションを用意。Googleストアでの価格は、41mmモデルが5万2800円〜(税込、以下同)で、45mmモデルが5万9800円〜です。

 Googleストアでは、対象スマートウォッチの下取りをした場合に実質2万7000円から購入できるキャンペーンが9月8日まで実施されています。

41mmモデル

・Polished Silver アルミケース / Iris アクティブ バンド

・Polished Silver アルミケース / Porcelain アクティブ バンド

・Champagne Gold アルミケース / Lemongrass アクティブ バンド

・Matte Black アルミケース / Obsidian アクティブ バンド

45mmモデル

・Satin Moonstone アルミケース / Moonstone アクティブ バンド

・Polished Silver アルミケース / Porcelain アクティブ バンド

・Matte Black アルミケース / Obsidian アクティブ バンド

●バッテリー持ちを改善

 Google Pixel Watch 4はプロセッサーとしてQualcomm(クアルコム)の「Snapdragon W5 Gen 2」を搭載し、さらに演算を補助するコプロセッサとしてML(機械学習)性能などを強化した「Cortex-M55」を搭載しています。

 こうした改良により、同シリーズの弱点でもあったバッテリー駆動時間が堅実に改善されています。

 具体的には、バッテリー駆動時間が25%ほど伸びており、前モデルの41mmモデルで常時表示を利用した場合のバッテリー駆動時間は「24時間」でしたが、最新のGoogle Pixel Watch 4では「30時間」となり、公称値が6時間ほど伸びています。

 もちろん、バッテリーセーバーモードを活用すればさらに長時間の利用も可能で、その場合、41mmモデルで最長2日間、45mmモデルで最長3日間利用可能です。こうした機能を組み合わせることで、安定して終日利用できそうです。

 電源回りの仕様について、充電スピードが従来よりも25%高速になったことも見逃せません。新設計の充電ドックを使うことで、15分で50%までの充電が可能です。

 駆動時間が伸びただけでなく、充電を忘れても短時間で充電できるので、バッテリー回りの不安はかなり解消されていそうです。

●心電図(ECG)機能の解禁

 ヘルスケア関連機能については、心電図(ECG)機能が、日本でも使えるようになることがトピック。30秒間の計測で心拍リズムを測定可能です。

 ただし、競合のブランドではすでに珍しくない機能なので、話題としてのインパクトはイマイチかもしれませんが、ユーザー視点では健康管理に役立つ機能が堅実に増えたことはうれしいポイントです。

 そのほか、機械学習モデルの改良によって睡眠サイクルの分類精度が18%向上し、睡眠をモニタリングした際の睡眠段階の時間がより正確に記録できるようになっていることや、皮膚温センサーが強化されたことにより、ユーザーの正常範囲外の体温を検出して体調不良の兆候などをいち早く察知できるようになっていることなどに注目です。

●ワークアウトはGPSの精度UP

 ワークアウトの測定に関しては「バスケットボール」など、新たに測定できる競技が増えました。

 さらにサイクリングについては、Google Pixel Watch 4からスマートフォンにデータをストリーミングできるようになり、バイクのハンドルバーに固定したスマートフォンでリアルタイムの数値を表示できるようになりました。特に屋外サイクリングで便利に使えそうです。

 また新しいデュアル周波数GPSをサポートしたことも重要です。高層ビルが並ぶ都市部でのランニングや、森の中でのハイキングなど、位置情報の取得が難しい環境でも、より精度の高い経路追跡が可能になっています。

 ただし、こちらも競合ブランドではすでに珍しくない印象なので、インパクトがあるアップデートというよりは、トレンドを抑えた堅実な進化といったところでしょうか。

●片手でGeminiが使える

 AI機能に関しては「Gemini」を起動する際に使える「手をあげて話す」機能に新たに対応したことがポイント。「OK Google」でおなじみのウェイクアップワードや、ボタン操作などが必要なく、装着した腕を上げて話しかけることでAIアシスタントを活用できるようになります。

 またAIを活用してワークアウトを自動検出し、その要約を表示してくれる機能も追加されています。

 そのほかにも「AIを活用したスマート リプライ」にも対応しており、Pixel 8 Pro以降の機種とペアリングした場合に使えるとのことです。ただし、現状では対応言語が英語のみとなっているので、大部分の国内ユーザーが恩恵を受けるのは先になりそうです。

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