【世界バレー】大逆襲もあと一歩 キャプテン石川真佑「今まで以上にやり切った」すがすがしい表情

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2025年09月07日 20:59  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

ポイントを奪い喜ぶ石川真佑(AP)

<バレーボール・世界選手権女子:日本2−3ブラジル>◇7日◇3位決定戦◇タイ・バンコク



世界ランキング5位の日本が15年ぶりのメダルを逃した。3位決定戦で同2位のブラジルと対戦し、2−3で惜敗。セットカウント0−2と後がない状況から先にマッチポイントを握る大逆襲を見せたが、あと1歩及ばず。過去の重要な試合で幾度となく立ちはだかってきた宿敵に、また夢を阻まれた。


自身の被ブロックで試合終了となった石川真佑主将は、どこかすがすがしい表情だった。強豪を土俵際まで追い込み、「勝ちきれなかったのは悔しいけど、今まで以上にやり切って終えることができた」と胸を張った。


昨年のパリ五輪後に現役を退いた古賀紗理那さんの後を受け、今季から主将に就任。「紗理那さんから学ぶことはたくさんあったけど、『紗理那さんみたいに』というよりは、自分らしくチームを引っ張っていければいい」と新たなキャプテン像を模索してきた。ネーションズリーグ、世界選手権ともにメダルには届かなかったが、「プレーでしか引っ張れないのは課題。五輪まで成長するきっかけになった」と大役を担ってこその収穫も得た。


3年後のロサンゼルス五輪へ、まだ「チーム石川」は始まったばかりだ。「1人1人が所属チームで成長して、また来年レベルアップして集まりたい」。日の丸の主将が、さらにたくましさを増した。

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