<フィギュアスケート:チャレンジャーシリーズ(CS)木下グループ杯>◇最終日◇7日◇大阪・関空アイスアリーナ◇男子フリー
来年2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)出場を目指す友野一希(27=第一住建グループ)が、大ファンの阪神タイガースばりの強さを追い求める。
フリー5位の151・70点とし、合計236・78点で総合2位。4本のジャンプで減点となったが、2位だったショートプログラム(SP)からは順位を落とさず、日本勢唯一の表彰台に立った。ただ、優勝したチャ・ジュンファン(韓国)とは16・53点差をつけられ「詰めが甘かった。ジュンファンの点数近くぐらいは出しておかないといけない」と悔やんだ。
大阪出身の友野は、大の阪神ファン。今季は圧倒的な強さを見せ、早くもマジック「1」を点灯している。この状況を受け「自分もマジック1だったので、優勝を決めたかった。そこがちょっと悔しかった」と真顔で反省。さらにこの日の演技について「大切なところでバントがちゃんと決めきれなかった。ちょっとエラーがあったり。マジでそんな感じだった。ホームラン(4回転ジャンプ)があっても、エラーで失点したみたいな試合だった」と野球用語連発で猛省した。
今季の阪神は得点数リーグ最多、失点数リーグ最少と、攻守に隙がない。「今年の阪神は決めるところをしっかりと決めてくる。打つところもちゃんと打つ。自分はそういうところかな」と言い、ミラノ五輪が控える勝負のシーズンへ「気付いたら勝っているな、みたいな感じの試合ができるようにしたい」と力を込めた。【藤塚大輔】
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