秋田県由利本荘市で作ったヌーボーを届けたい 昨年オープンのワイナリー「TOYOSHIMA FARM」が新種に挑戦

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2025年09月10日 12:41  OVO [オーヴォ]

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秋田県由利本荘市で作ったヌーボーを届けたい 昨年オープンのワイナリー「TOYOSHIMA FARM」が新種に挑戦





 




 秋田県産品のECサイト「詩の国商店」(詩の国秋田・秋田市)は、クラウドファンディングプラットフォームCAMPFIRE内の「SCOP」で、秋田県内の生産者と共同でプロジェクトを立ち上げ、生産者の取り組みを支援している。このほどプロジェクト第9弾として、秋田県由利本荘市に昨年オープンしたワイナリー「TOYOSHIMA FARM」とコラボレーション。プロジェクト「念願のワイナリーで作った秋田のヌーボーを届けたい!〜ふるさと矢島に恩返し〜」で10月13日(月・祝)まで支援を受け付けている。




「SCOP」は、秋田銀行・秋田魁新報社(いずれも秋田市)・CAMPFIRE(東京)が、秋田県の地域課題の解決と活性化を目的に開設した購入型・寄付型クラウドファンディングサービス。




 由利本荘市の矢島地区でブドウ作りに励み、昨年念願のワイナリーをオープンした「TOYOSHIMA FARM」。昨年は、「アルモニ秋田 1st edition」というワインを手掛けた。今年は、栽培が難しいとされる「ピノノワール」をあえて使用した、新酒「ヌーボー」に挑戦中。「農業の面白さを若い世代に伝えたい!」という思いから、一般的にはブドウ栽培には不向きとされる秋田の土地で、新酒「アルモニ秋田ヌーボー」に挑んでいる。




 今回使用するのは、ヌーボーにはめったに使われることのない黒ブドウ「ピノノワール」。雨や病気に弱い上、スズメバチの被害や病気も多く、7年のうち収穫に成功したのはわずか2回。そのような中、2020年に栽培、抽出ともに成功したスパークリングワイン「彩り」から着想を得て、今回のヌーボーに使用することになった。オーナーの豊島昂生(とよしま・こうせい)さんは、ローカルな手法で抽出する白の微炭酸スパークリングワインを得意としていることから、豊島さんらしさがあふれる、非常に珍しいピノノワールを使用した白ヌーボーを醸造することになったという。




 前回のクラウドファンディングで多くの支援が寄せられ、念願のワイナリーを完成させることができたという。今回寄せられた支援金は、リターン品の準備とヌーボー祭りの運営費に充てるとしている。「私が農業を楽しむ姿を見て、子どもや地元の若者に魅力を感じてもらえたら。」と豊島さん。不利とされる気候を逆手に取り、この土地ならではの味を強みにしたワイナリーを目指している。支援のコースは5000円から。「アルモニ秋田ヌーボー」を中心にさまざまなリターンを用意している。

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