ベイル氏は17-18シーズンのCL決勝で大活躍 [写真]=Getty Images かつてトッテナム・ホットスパーやレアル・マドリード等のクラブで活躍した元ウェールズ代表FWガレス・ベイル氏が、再びピッチに戻ってくるようだ。イギリスメディア『デイリーメール』が9日に伝えている。
現在36歳のベイル氏はサウサンプトンのアカデミー育ちで、2006年4月にトップチームデビューを果たすと、2007年夏にトッテナム・ホットスパーへ完全移籍。当初は左サイドバック(SB)を主戦場としていたものの、徐々にウイング(WG)やトップ下など攻撃的なポジションでのプレー機会を増やし、爆発的なスピードと破壊力抜群な左足を武器に活躍。2012−13シーズンのプレミアリーグでは33試合の出場で21ゴール8アシストという成績を残した。
2013年夏にはレアル・マドリードに加入。右WGを主戦場に、元フランス代表FWカリム・ベンゼマとポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとともに”BBC”と称された強力な前線のユニットを形成した。同クラブでは3度のラ・リーガ制覇、5度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇など数々のタイトル獲得に大きく貢献。2017−18シーズンのCL決勝リヴァプール戦では、見事なオーバーヘッド弾を含む2得点で、チームを前人未到の大会3連覇に導いた。
だが、ケガに悩まされたこともあり、徐々にレアル・マドリードでの序列が低下すると、2020年夏にはトッテナム・ホットスパーへレンタル移籍。復帰後もかつての輝きを取り戻すことができず、2022年夏のレアル・マドリード退団後はロサンゼルスFCでプレー。2023年1月、33歳の若さで現役を引退していた。
そんなベイル氏は“セカンドキャリア”の中で、ゴルファーとしての腕前を披露する機会こそ多かったものの、サッカー界に姿を見せることは稀だった。だが、今回の報道によると、ベイル氏は今月13日と14日に韓国の『ソウルワールドカップ競技場』で予定されている『2025 ICONS MATCH』というフレンドリーマッチに出場することが決まったという。
同イベントでは、攻撃に重きを置いたチームと、守備に重きを置いたチームの2チームが組まれる。ベイル氏は、かつてアーセナルで指揮を執ったアーセン・ヴェンゲル監督の下、攻撃側のチームに招集。元ブラジル代表MFロナウジーニョ氏、同MFカカ氏、元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏、同MFスティーヴン・ジェラード氏、元ベルギー代表MFエデン・アザール氏、元フランス代表MFフランク・リベリー氏、同FWティエリ・アンリ氏、元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏らとともに、ピッチに立つ予定だ。
一方で、守備側のチームを率いるのは、リヴァプール、ナポリ、レアル・マドリード等を指揮した実績を誇るラファエル・ベニテス氏。こちらのチームでは、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏、同DFアシュリー・コール氏、同DFソル・キャンベル氏、元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチ氏、元スペイン代表DFカルレス・プジョル氏、同GKイケル・カシージャス氏、元ブラジル代表DFマイコン氏、元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタ氏らが出場予定だ。
なお、ベイル氏のサッカー界との関わりはこの試合だけでない。今夏に行われたFIFAクラブワールドカップ2025では『DAZN』のリポーターを務めたほか、『デイリーメール』によると、ファーディナンド氏の後任として『TNTスポーツ』の解説陣に加わることも決まっているという。