【世界陸上】三浦龍司8位で2大会連続入賞 メダル獲得ならずも自国舞台で力 男子3000m障害

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2025年09月15日 22:06  日刊スポーツ

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男子3000メートル障害決勝 8入賞を果たし笑顔の三浦(撮影・宮地輝)

<陸上:世界選手権>◇第3日◇15日◇東京・国立競技場◇男子3000メートル障害決勝



日本記録保持者の三浦龍司(23=SUBARU)が8分35秒90の8位で2大会連続入賞(8位以内)を果たした。


世界大会では23年ブダペスト大会6位、24年パリ五輪8位に続き、3年連続の快挙。21年東京五輪7位と合わせて、計4度目の入賞となった。トラックにおける男子個人種目の2大会連続入賞は、100メートルのサニブラウン・ハキーム(22、23年)に続いて2人目。同種目初のメダル獲得はならなかったが、自国舞台で力を発揮した。


三浦は島根県浜田市出身で3000メートル障害の第一人者。順大2年時だった21年東京五輪で同種目史上最高の7位となり、23年世界選手権6位、24年パリオリンピック(五輪)8位と世界大会で3度の入賞を果たしている。


今季は7月に日本新記録の8分3秒43をマーク。パリ五輪の金メダルタイム(8分6秒05)を上回り、今季世界3位の持ちタイムを引っさげて今大会に臨んでいた。


◆三浦龍司(みうら・りゅうじ)2002年(平14)2月11日生まれ、島根・浜田市出身。浜田東中−京都・洛南高−順大。箱根駅伝4年連続出走。21年東京五輪7位、23年世界選手権6位、24年パリ五輪8位。自己ベストは1500メートルが3分36秒59、5000メートルが13分26秒78。好きなすしのネタは「えんがわ」。趣味は映画鑑賞。168センチ。


◆3000メートル障害とは 「サンショー」と略される。3000メートルを走る間に障害物(高さは男子91・4センチ、女子76・2センチ)を28回、池のような水濠(すいごう)を7回越える。各周に5回の障害物があり、その4番目が水濠であることがルール。水濠以外の4つの障害物は移動式。手をかけて越えてもいいが、外側を通ったり、下をくぐったりするのは禁止。

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