65歳以上の高齢者、7割がテレビを「毎日の生活に欠かせない存在」と回答。パナソニックの調査で明らかに パナソニックは9月11日に、関東圏・関西圏に暮らす65歳以上の男女1400名を対象に実施した、テレビ視聴に関する意識調査の結果を発表した。同調査は、8月4〜5日の期間に行われている。
その他の画像はこちら●関東圏はスポーツ観戦、関西圏は音楽番組などの地域性も
調査対象者に、テレビは日々の生活においてどのようなものかを尋ねたところ、「毎日の生活に欠かせない存在」(72.3%)を挙げる回答がもっとも多かった。
テレビを視聴するおもな目的を尋ねた質問(複数回答)では、「ニュースや時事情報の収集」(94.0%)が最多となり、以下「天気・防災情報の収集」(84.3%)、「娯楽や気分転換のため」(63.0%)が続いている。
よく視聴するテレビ番組のジャンルとしては(複数回答)、「ニュース・天気予報」(94.5%)が他を大きく引き離してもっとも多かった。
一方で、「スポーツ中継」は関西圏では平均49.5%だったところ、関東圏では平均51.5%、「歌番組・音楽番組」は関東圏では平均16.3%なのに対して、関西圏では平均20.2%と、地域色の違いが際立っている。
自宅でテレビ番組を録画する機器(レコーダーなど)を使用しているかを尋ねたところ、「現在使用している」が71.9%を占めた。
地域別でみると、関東圏では平均70.5%、関西圏では平均73.7%と、関西圏が3ポイント上回っている。
レコーダーを利用する理由を尋ねた質問(複数回答)では、「リアルタイムで見られない時に後から視聴するため」(85.1%)が最多となり、「すぐには見ないが必要なときに見るかもしれないから」(24.3%)、「気に入った番組をコレクションとして残しているため」(21.2%)がそれに続いた。
テレビを見る上で、ほしいと思う機能があるかを尋ねたところ(複数回答)、「特にない」(44.7%)がもっとも多い一方、「目に優しいブルーライトカットモードがある」(24.3%)といった回答も寄せられている。
世代別でみると、60〜70代の女性を中心に「テレビの場所を自由に動かせる」という意見が2割超を占めた。
調査対象者のうち、テレビで動画配信サービスを利用している人(314名)に、動画配信サービスの視聴頻度を尋ねた質問では、「ほぼ毎日視聴している」という回答が44.9%に達している。
動画配信サービスでよく視聴する番組のジャンルを尋ねたところ(複数回答)、「映画」(55.7%)が最多となり、「国内ドラマ」(34.7%)、「海外ドラマ」(32.8%)がそれに続いた。
すべての調査対象者に、1日にどのくらいテレビを視聴しているかを尋ねた質問では、「3時間以上〜5時間未満」「5時間以上〜7時間未満」「7時間以上」を合わせた割合が53.1%に達している。「7時間以上」(9.4%)という回答もみられた。
地域別でみると、1日に5時間以上テレビを視聴する人の割合は、関東圏では平均21.5%だったのに対して、関西圏では平均24.4%と約3ポイント高い。