芝浦電子、ヤゲオＴＯＢに賛同＝留保から変更、相乗効果認める

　センサー大手の芝浦電子は１６日、台湾電子部品大手ヤゲオが実施しているＴＯＢ（株式公開買い付け）について、留保するとしていた意見を賛同に変更したと発表した。株主には１８日まで実施している買い付けへの応募を推奨した。ヤゲオの傘下に入ることで、海外展開強化や品ぞろえ拡大などの相乗効果が見込めると判断した。

　芝浦電子は１６日、ヤゲオとの間で買収後も法人格を存続させ、独立性を最大限尊重することで合意。従業員の雇用を維持する方針も確認した。当初懐疑的だった相乗効果についても、面談や双方の工場見学を重ねることで、「企業価値の向上に資するとの結論に至った」という。