宮本慎也氏「泉口友汰は貴重な戦力ですから」タイトル争いは現場の悩みどころ 首位打者争い中

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2025年09月16日 19:18  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

宮本慎也氏(2025年7月撮影)

元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が16日までに公式YouTube「解体慎書」を更新し、セ・リーグのタイトル争いについて私見を述べた。


宮本氏は、タイトル争い中の選手を抱える球団の状況について「阪神は比較的やりやすいですよね。残り試合はCS、日本シリーズをいかに勝ち上がって日本一になるかを考えて残り試合をできるし、その中でタイトル争っている選手はみんながある程度『取らせてあげよう』って思える」と話した。


優勝が決まっていることでチームに余裕があり、タイトル争いの選手が有利になると振り返った。


一方、激しいCS争いを繰り広げているDeNAや巨人については、首位打者争い中の巨人泉口友汰内野手(26)の起用について「例えば最終戦で3位が決まるとなれば配慮できない。早めに2位を確定できれば泉口の使い方も配慮できるが、泉口は貴重な戦力ですから」と説明。現場の判断の難しさを語った。


さらに宮本氏は「タイトル争いって毎年取れるチャンスもないから、取らせてあげたいと思うのも当たり前のことだし」と述べ、打率やタイトル獲得の調整は現場の首脳陣にとっても難題であると指摘した。


現在、セ・リーグの本塁打王争いは阪神の佐藤輝明内野手(26)が38本でトップ。2位の阪神森下翔太外野手(25)とは17本差でほぼ確定的。


一方、首位打者争いは広島の小園海斗内野手(25)が打率3割7厘でトップ。2位が巨人泉口で打率2割9分4厘、3位が阪神中野拓夢内野手(29)で打率2割9分と接戦を演じている。

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