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<陸上:世界選手権>◇第4日◇16日◇東京・国立競技場◇男子400メートル準決勝
最終コーナーを回った後、直線を鮮やかに走り抜けた。14日の予選で従来の記録を0秒33も更新する44秒44の日本新記録を樹立した中島佑気ジョセフ(23=富士通)は、44秒53で3組2着で34年ぶりの高野進さん以来となる決勝進出を決めた。
世界選手権は3大会連続出場。23年大会で準決勝に進出した後、世界を見据えて同年11月から単身で渡米、米国にも拠点を設けたが、24年パリ五輪代表は予選敗退。その失敗を糧にして、8月にマークしたばかりの自己ベスト44秒84を一気に0秒4も更新する日本新で、2度目の準決勝進出を果たした。
ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ東京生まれの中島は、城西大付城西高、東洋大を経て、富士通に所属。男子1600メートルリレーでも日本記録(2分58秒33)保持者となっている。予選突破後は「決勝でしっかり勝負する。自分にはそのポテンシャルがある」と語っていた。
◆中島佑気ジョセフ(なかじまゆうきじょせふ)2002年(平14)3月30日、東京・立川市生まれ。東京・立川一中→城西大付城西高→東洋大→富士通。五輪は24年パリ大会、世界選手権は22年オレゴン、23年ブダペスト、25年東京大会出場。身長191センチ。
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