<オリックス7−3ロッテ>◇16日◇京セラドーム大阪
「小さな長距離砲」がオリックスを救った。西野真弘内野手(35)が1発を含む3安打3打点。2回無死一塁で先制の7号2ラン、4回には追加点奪取の口火を切る中前打を放ち、5回は7点目をたたき出した。今月3本目、ロッテ戦では4本目となる1発に、167センチ、71キロのベテラン打者は「自分なりのトレーニングやコンディショニング作りの成果で、以前より打球に強さが出てきていると思います」と本塁打量産の要因を明かした。
7号を放ってホームにかえったとき、天井を仰いだ。「父に向けてじゃないですけど、力をくれているんじゃないかなと思って」。6月11日、ひっそりとチームを離れ、父に別れを告げた。当時1本だった本塁打が、もう7本。天に昇った大事な人の力も借り「クライマックスシリーズはチャンスがある。ファンのみなさんが応援してくれているので、そこに向かって全力でやることがぼくらの使命ですから」と声援に応える1本を打ち続ける。連敗を4で止め、4位楽天とのゲーム差を3・5に広げた。
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