CL白星発進を飾ったレアル・マドリード [写真]=Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節が16日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)とマルセイユ(フランス)が対戦した。
昨季のラ・リーガを2位で終え、今季のCL出場権を獲得したレアル・マドリード。“白い巨人”は新シーズンの国内リーグで開幕4連勝を達成しており、好調を維持したまま今大会の初戦へと臨む。ホームでマルセイユを迎え撃つ一戦に、シャビ・アロンソ監督はキリアン・エンバペらを先発起用。肩の手術により離脱していたジュード・ベリンガムもベンチ入りを果たしている。
試合は立ち上がりからレアル・マドリードが主導権を握り、開始早々の2分にエンバペが豪快なオーバーヘッドでマルセイユを脅かす。5分には左ハムストリングを痛めたトレント・アレクサンダー・アーノルドが交代を余儀なくされたが、以降もホームチームが攻勢を強めていく。
だが、先にスコアを動かしたのはマルセイユだった。22分にレアル・マドリードが自陣でビルドアップを試みると、アルダ・ギュレルの背後からプレスをかけたメイソン・グリーンウッドがボールを奪取。スピードに乗ったドリブルでボックス手前まで運び、最後はティモシー・ウェアがネットを揺らして先制点を挙げた。
一方のレアル・マドリードも、29分にゲームを振り出しへと戻す。敵陣左サイドでパスを受けたロドリゴがドリブルを開始し、細かいタッチでペナルティエリア内に侵入。カットインを狙った際にジョフレイ・コンドグビアから倒され、主審はPKを宣告する。キッカーを務めたエンバペが確実にキックを沈め、レアル・マドリードがエースの得点で追いついた。
69分にはレアル・マドリードが右サイドでコーナーキックを獲得。すると、ヒートアップしたダニ・カルバハルがGKヘロニモ・ルジに頭突きを見舞い、VARの介入によってレッドカードが提示されてしまう。
それでも79分、エンバペのヒールパスにヴィニシウス・ジュニオールが反応し、ボックス内でブロックを試みたファクンド・メディーナのハンドを誘発。数的不利に陥ったレアル・マドリードがPKを得ると、再びエンバペがキックを沈めて逆転弾をマークした。
結局、そのまま試合は2−1で終了し、レアル・マドリードが開幕戦で白星を収めた。次節は今月30日に行われ、レアル・マドリードはアウェイでカイラト(カザフスタン)と対戦。マルセイユはホームでアヤックス(オランダ)と対戦する。
【スコア】
レアル・マドリード 2−1 マルセイユ
【得点者】
0−1 22分 ティモシー・ウェア(マルセイユ)
1−1 29分 キリアン・エンバペ(PK/レアル・マドリード)
2−1 81分 キリアン・エンバペ(PK/レアル・マドリード)
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