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<フィギュアスケート:ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選>◇18日◇北京・国家体育館◇女子公式練習
【北京=松本航】個人の中立選手(AIN)として五輪出場枠確保を目指すアデリア・ペトロシャン(18=ロシア)が、ついにベールを脱いだ。
午前11時25分(日本時間午後0時25分)から、本番会場で公式練習に参加。エテリ・トゥトベリゼ・コーチに見守られ、リンクに入るとすぐに体を動かした。
4回転ジャンプは両足着氷となったサルコー1本のみにとどめたが、3回転はアクセルを除く5本全て着氷。ショートプログラム(SP)の曲をかけた通しでは、ダブルアクセル(2回転半)、3回転ルッツ、フリップ−トーループの連続3回転を降りきった。
練習時間は35分間設定されていたが、スピンやステップシークエンス、スケーティングを確認し、27分間で切り上げた。
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すでに国・地域別出場枠で最大3枠を確保した日本勢などはおらず、残る5枠が争われる今大会。22年から国際スケート連盟(ISU)はウクライナへの侵攻を続けるロシア、同盟国ベラルーシの選手の競技会参加を認めてこなかった。一方、24年12月には厳格な検査を経て、中立の立場が証明された選手に限り、26年ミラノ・コルティナ五輪の最終予選への出場を認めた。認められるのはロシアから1人のみとなっており、ペトロシャンが選出され、五輪出場の場合も団体戦にはエントリーできない。
ペトロシャンは2007年6月5日、モスクワ生まれの18歳。昨季のロシア選手権では女子2連覇を達成し、ISU非公認ながら合計262・92点をたたき出した。
単純比較はできないが、合計点は世界歴代2位(1位はカミラ・ワリエワの272・71点)に相当する。
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