USB機器が増えすぎた! 「USBポート付き電源タップ」もし買うなら……3つの製品をチョイス【2025年9月版】

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2025年09月18日 17:40  Fav-Log by ITmedia

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出典:Amazon

 スマートフォンを始めとして、電源にUSBを使用する機器はあまりにも増えています。筆者もそれに対応するために、現在はUSB充電器を複数使用しています。しかし、給電用のUSBポートが付いた電源タップがあれば、充電器を減らすことができるはず……。今回は「USBポート付き電源タップ」について、筆者自身がもし購入するなら、どのような視点から、どのような製品を選ぶのかを考えてみたいと思います。

【画像】ピックアップしたUSBポート付き電源タップ 3モデル

●油断をすると複数のUSB機器が充電切れ……

 USBポートが給電手段として急速に普及しており、空いているUSBポートを求める毎日……。筆者の部屋もUSB機器があふれかえっています。スマホ3台にAmazon Fireタブレット1台、複数台の加熱式たばこ、モバイルバッテリー、VRゴーグル、ハンディファン、完全ワイヤレスイヤフォン……さらには液体蚊取り器(アースノーマット)にまでUSB電源を要求されるので、特に夏は充電器がいくつあっても足りません。

 充電器の数が増えすぎると、電源コンセントの差込口が枯渇するだけでなく、充電器のサイズや電源タップの仕様によっては差込口をふさいでしまったり、コードの取り回しの邪魔になってしまいます。このような所に大きな不便を感じた筆者は、「USBポート付き電源タップ」を導入しようと決意しました。

 USBポート付き電源タップを選ぶにあたって、USBポートの数が気になるところですが、ポートが多すぎても一度に充電できる出力は限られています。急速充電などには出力が要求されるスマホには、強力な充電器を別途用意してまかうべきと考える一方、蚊取り器や加熱式たばこといった、普段から頻繁に使うもので、あまり出力が要求されないもののために2〜3個ほどのポートを目標とします。

 もう一つ、節電のために待機電力などを節約できそうな一括スイッチがついていればなお良し。そちらでデスクトップパソコンとモニターの電源を根こそぎオフにしたいイメージです。また、USB充電器を別途複数台使う予定なので、コンセント差込口の間隔や数も気になるところです。

●12台まで同時に充電できる電源タップタワー|Amazonベーシック 電源タップタワー

 USBポート付きの電源タップと言えば、まず気になってくるのが昨今流行の「電源タップタワー」です。各社から様々な製品が出ていますが、入手のしやすさを考えると、まずAmazonベーシックの電源タップタワーが候補に上がります。

 タワータイプの電源タップは、一般的な細長い製品と比べて、設置スペースを小さくできるのがメリットとされています。一方、前後左右にコード・充電器が伸びていくので、現状では細長い電源タップを使用している筆者には、電源周りのレイアウト変更や機器のプラグを差す位置を考えなければならなさそうです。

 USBポートは、USB Type-A(USB-A)×2個(5V/3.4A Max)、USB Type-C(USB-C)×1個(5V/3A Max)。Cポートの出力は、筆者の使用している加熱式タバコ「IQOS ILUMA」の充電には十分。Aポート1つを蚊取器に、もう1つをハンディファンやワイヤレスイヤフォンに使えばよい感じです。

 一括電源スイッチがついている点も、筆者の要求にピッタリ。AC電源コンセントの数は9個。現在使用しているものが7つですので、それより多い点にも引かれます。価格は約3200円(税込、以下同)。無理なく即買いできる価格がありがたいところです。万が一、作業部屋では不便であったとしても、リビングや寝室で使ってもよさそうです。

●2方向から効率よくプラグを差せる|サンワダイレクト 700-TAP078DBRM

 安全性を最重要視するなら、配線器具の国内最大手でもあるパナソニックのものを選びたいところ。ですが、パナソニックのUSBポート付きのものは主にオフィス向けの大変高価なモデルで、安全性は最高でも、機能面においてはあまり期待できるものが見当たりません。

 やはりこの手の電子機器向けの電源タップと言えば、サンワサプライやエレコム、ELPAといったメーカーならば種類が多く、機能面でワクワクさせてくれるものがそろっています。今回、筆者が目を付けたのは、サンワダイレクトの「700-TAP078DBRM」です。

 AC電源の差し込み口は10個と多めで、何かと多くなりがちなパソコン周りのコンセントをまとめて引き受けてくれそうです。2方向からプラグを差せるので、コードの取り回しにも何かと便利。USBポートはUSB-A×2ポートとUSB-C×1ポートの計3つで、Cポートは20WのPower Delivery(PD)にも対応しており、スマホの高速充電にも使えそうです。

 筆者が求める一括集中スイッチも搭載しており、さらには過電流による事故を防ぐブレーカーや、接続機器を守る雷ガードも搭載。ホコリによる火災や感電を防ぐホコリ防止シャッターの搭載もうれしいポイントです。これだけの機能を満載して、サンワダイレクトでの価格は3780円。こちらも迷わず購入しても後悔はなさそうです。

●USB充電の性能を求めるなら魅力的なモデル|Anker USB Power Strip(12-in-1、35W)

 USB充電ポートの性能を考慮すると、充電器の人気ブランドである、Ankerの電源タップも気になるところです。AnkerのUSBポート搭載の電源タップでは、こちらの「Anker USB Power Strip(12-in-1、35W)」が、AC電源コンセントが8個と多めで扱いやすそうです。

 USBはUSB-C×2、USB-A×2を搭載。Cポートは最大35W出力に対応しており、スマホやタブレットなど、幅広い機器へ急速充電できるのが魅力です(なお、35W出力はUSB-C単ポートで利用時のみ対応で、使用するポートの組み合わせにより最大出力は変わります)。

 残念な点は一括集中スイッチがない点。Ankerの一括集中スイッチ搭載モデルは「Anker PowerPort Strip PD 6」や「Anker PowerPort Strip PD 3」といったモデルがありましたが、現在は売り切れとなっており、入手できないようです。とても残念です……。

 Ankerの公式サイトでの購入価格は3990円。こちらもそう驚くような価格ではないので、USB充電の性能を求めるのであれば、とても魅力的な選択肢と言えます。

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