半姉は桜花賞馬のステレンボッシュ クランズクラウンがデビュー勝ちなるか

　昨年の桜花賞を制したステレンボッシュの半妹となるクランズクラウン(牝2、栗東・杉山晴紀厩舎)が、日曜阪神5Rの2歳新馬(芝1800m)でデビュー勝ちを狙う。

　クランズクラウンは父アドマイヤマーズ、母ブルークランズ、母の父ルーラーシップの血統。母は4歳春までの短い現役生活ながら3勝を挙げた。そして半姉のステレンボッシュは24年の桜花賞馬。いとこのレガレイラは23年のホープフルSと24年の有馬記念、同じくアーバンシックは24年の菊花賞を制している。さらに曾祖母は名繁殖牝馬のウインドインハーヘアなので、ディープインパクトやブラックタイド、レイデオロやゴルトブリッツと同じ一族となる。馬名の意味由来は「母名より＋王冠」。

　ここまで目立った攻め時計こそ出ていないが、全国リーディング首位の杉山晴紀厩舎に所属する良血馬とあって、軽視するわけにはいかない。芝の実戦で血統の良さが発揮されることを期待しよう。