
■東京2025世界陸上競技選手権大会(18日、国立競技場)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
女子5000m予選で積極的な走りを見せ2500mまでトップ集団を引っ張った山本有真(25、積水化学)だったが、ペースが上がるとついていけず15分36秒29の組18着。予選敗退となった。
ゴール後は同じ組で5着と決勝進出を決めた田中希実(25、New Balance)とお互いの健闘を称えあうと、号泣。下を向いてなかなか顔を上げられなかった。
レース後、山本は「自己ベストを狙っていたんですけど、最後抜かれたときにやっぱりパリ五輪と同じか〜みたいなちょっと失望感はすごいあった」と話したが「走り終わった後に、田中さんからお言葉いただいて、前日に話し合った2人のプランがあって、有真ちゃんのおかげでっていうのを言ってくれてましたし、2人で作ったレースだったよっていうのを言ってくれて、すごい自分の中で、残念な気持ちから少し気が晴れたというか、田中さんの一言ですごい今はちょっとすっきりした気持ちはあります」と語った。
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スタート直前には右手を心臓に当てたポーズを見せたが「進撃の巨人です。本当に自分の好きなアニメで。調査兵団が本当に命がけで戦う姿を私も見て、感動しているので、戦うっていう気持ちで、もう心臓を捧げようという気持ちで走れたかなと思います」と大好きなアニメに背中を押された。
「3大会(ブダペスト、パリ五輪、東京)の中で一番良いタイムで走れたので、次こそ自己ベスト、そして予選突破っていうところを目指していきたいと強く思いました」と前を向き「本当にこんなにも私のことを応援してくれるんだっていう実感が湧いた大会でしたし、私自身すごい陸上が大好きです」と笑顔を見せた。