
女子5000m予選では廣中璃梨佳(24、JP日本郵政グループ)が2組目に出場し、15分10秒68の組13着で予選敗退。同種目、自身世界陸上3度目の挑戦も初の決勝進出はならなかった。
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アウトレーンらスタートを切った廣中は序盤から先頭に立ちレースを引っ張る展開。後ろの集団と10m以上離し、最初の1000mを3分切るペースで進んだ。ハイペースで独走を続ける廣中は3000mを越えた地点でも堂々の走りで笑顔。しかし残り2周を切ったところでキピエゴンら第2集団に追いつかれ残り1周で12番目に後退。力強い走りも及ばず13着でフィニッシュした。
レース後、廣中は「本当に積極的に行くんだっていう気持ちで本当14分台が出せたら決勝進出できるかなという思いで走ったんですけど、残りラスト1000mぐらい、もう本当に足が持たずに気持ちは前に行きたいけど足がついてこないというような感じで」と振り返った。それでも最後まで堂々の力走を見せた廣中。「今回のこの自国開催の世界陸上に2種目で出場できたのは本当に大きかった私の財産なので、今後の競技人生にしっかりと繋げていけるようにまずはもっと強くなって帰ってきたいなというのが率直な思いです」と語った。
廣中は13日の10000m決勝にも出場。今年の日本選手権覇者の実力を如何なく発揮し、31分09秒62で6位に。23年世界陸上ブダペストの7位に続く、2大会連続の入賞を達成した。5000mでは7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ2025で今季ベストとなる15分04秒11をマーク。21年の東京オリンピック™で14分52秒84の自己ベストを記録している。
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16日の女子1500mで3連覇を達成したF.キピエゴン(31、ケニア)は14分56秒71の組2着で余裕の予選突破を決めた。キピエゴンは5000m14分05秒20の世界歴代2位の記録を持ち、今大会では2大会連続で1500mとの二冠を目指す。
決勝は20日(土)に行われる。