限定公開( 3 )
<陸上:世界選手権>◇第6日◇18日◇東京・国立競技場◇男子400メートル決勝
1991年東京大会で7位入賞の高野進以来、34年ぶりに男子400メートル決勝に進出した中島佑気ジョセフ(23=富士通)は、44秒62で日本人過去最高の6位だった。
準決勝で組2着となり、着順(組2着以内)でファイナリストになったが、予選でマークした44秒44の日本記録は決勝メンバーの中で一番遅いタイム。5人が43秒台の持ちタイムを持つ決勝は、スタートから高速レースになった。
前半は無理をせず、ラスト100メートルで爆発するレースが持ち味。準決勝も最後の100メートルは同組最速だった。決勝でメダルに絡むためには「前半にもう少し行って、後半もまとめられればメダルも見えてくる」と話していたが、世界の壁は高かった。
ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ東京生まれのスプリンターは、同種目初の日本人メダリストにはなれなかったが、これまで長く日本人の課題と言われていたラスト100メートルで加速する中島のレースは、将来的なメダルへの期待を抱かせた。【首藤正徳】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。