<フィギュアスケート:ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選>◇19日◇北京・国家体育館
26年2月に開催されるミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の出場枠を懸けた戦いが、クライマックスを迎える。
各カテゴリーごとに状況を整理する。
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◆男女シングル
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3月の世界選手権で日本や米国は最大3枠を確保。最終予選には出場していない。
争われる枠は「5」。今大会には個人の中立選手(AIN)として五輪出場枠確保を目指すロシア勢も登場。22年から国際スケート連盟(ISU)はウクライナへの侵攻を続けるロシア、同盟国ベラルーシの選手の競技会参加を認めてこなかった。一方、24年12月には厳格な検査を経て、中立の立場が証明された選手に限り、26年ミラノ・コルティナ五輪の最終予選への出場を認めた。
出場できるロシア勢は1人のみで、男子はピョートル・グメンニク、女子はアデリア・ペトロシャンが選出された。出場枠を確保した場合も、五輪の団体戦にはエントリーできない。
ショートプログラム(SP)へのエントリーは男子26人、女子25人。
◆ペア
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世界選手権で優勝した三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)の成績で、日本は1枠を確保。2枠目を目指す。
争われる枠は「3」。愛称“ゆなすみ”の長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)が登場する。
SPへのエントリーは11組。
強豪ロシア勢は出場が認められなかった。
◆アイスダンス
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日本は現時点で0枠。
争われる枠は「4」。愛称“うたまさ”の吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)が確保を目指す。
リズムダンス(RD)へのエントリーは19組。
強豪ロシア勢は出場が認められなかった。
12月のグランプリ(GP)ファイナル後には、五輪団体戦の参加国が決まる。今回、個人戦出場枠を逃した場合も、日本の団体戦出場が確定すれば、アイスダンスの日本勢が五輪の舞台に立つことができる。
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五輪への出場枠が定まれば、フェーズは出場する選手の選考に移る。選手たちは国内外を転戦しており、最終選考会は12月の全日本選手権(東京・代々木第一体育館)。選考レースを勝ち抜いた選手が、26年2月に五輪の晴れ舞台に立つ。
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