

施設で一緒に過ごした友人の中で、今でも連絡を取り合っているのはナミエだけです。お互い両親もきょうだいもおらず、同い年。同じような境遇で育ったナミエなら、きっと私に近い感覚を持っているでしょう。私はナミエの意見を聞いてみたくなりました。






お互いの近況を話しながら、今いちばんの悩みであるカガワさんの世話について相談しました。正直、自分が原因でちゃんとした家庭を築けないのかもと思えてツラい気持ちがありました。でもナミエに自分の気持ちを優先していいんだと言ってもらえて、救われた気がしました。


義母との電話に傷付き「やっぱり私は家族の在り方の感覚が違うのか」と悩んだ私は、ともに施設で育った友人ナミエに相談しました。
私がカガワさんの件や義家族への違和感を話すと、ナミエは「おかしいのはあなたじゃない」と力強く言ってくれます。そして「察知した違和感を信じて」「逃げるしかないときもある」という言葉をかけてくれたのです。
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原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・うーにゃ 編集・石井弥沙