チェルシーで構想外のスターリング[写真]=Getty Images(写真は2024年8月) チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、トップチームから離れて練習を続けているイングランド代表FWラヒーム・スターリング、フランス代表DFアクセル・ディサシについてコメントした。19日、イギリス『スカイスポーツ』が同指揮官の発言を伝えている。
今夏、マレスカ監督の構想外となったポルトガル代表DFレナト・ヴェイガやイングランド代表DFベン・チルウェルは移籍先を見つけたものの、スターリングとディサシは新天地が決まらずチームに残留。現在は“爆弾部隊”とも呼ばれ、トップチームとは別メニューで練習を続けている。
この状況を受け、『スカイスポーツ』はプロサッカー選手協会(PFA)がスターリングとディサシの扱いについてクラブと接触したと報道。FIFAの規則では、選手を単独でトレーニングさせる行為は“虐待”とみなされ、該当選手は正当な理由を通知すればクラブとの契約を解除できる条項があるとの説明もしている。
そうしたなか、マレスカ監督はマンチェスター・ユナイテッド戦に向けた会見に出席。その場で両選手の現状について問われると、次のように語った。
「私も選手として、ラヒーム(スターリング)やアクセル(ディサシ)と同じ状況に置かれたことがあるが、選手にとって最良の気分でないことは確かだ。選手であれば、トレーニングをして試合に出場したいと思うはずだ。しかし今は別の理由があり、このような状況に置かれている。私に言えることは、クラブが彼らに正しい方法でトレーニングに取り組み機会を与えていることだけだ」
また、他の選手たちの精神面に与える影響については、「チェルシーだけの問題ではない。イタリア、スペイン、イングランド、フランス、アメリカ、ブラジルなど、世界中のどのクラブでも同じだ」と返答している。