火災の林家ペー、深夜の自宅前会見「パー子がお灯明を付けようとしたら、隣の初代三平の写真が」

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2025年09月20日 00:57  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

火事があった自宅マンション前で取材に応じる林家ペー(19日深夜0時)

19日午後0時45分ごろ、東京都北区赤羽北の5階建てマンション一室から煙が出ていると、目撃者から110番があった。東京消防庁や捜査関係者によると、火元はマンション3階にあるタレントの林家ペー(83)、パー子(77)夫妻宅。ポンプ車など29台が出動して消火にあたり、約30平方メートルが焼けた。3人がケガをしたが2人は搬送を辞退。パー子が病院に搬送された。煙を吸ったとみられ、右手に軽いやけどを負ったが命に別条はない。火は約3時間半後に消し止められた。


同日深夜0時前に自宅に戻ったぺーが、日刊スポーツの取材に応じて、火事の様子を語った。


この日、ぺーは1980年(昭55)に54歳で亡くなった師匠の初代林家三平さんの法事に出ていた。「谷中のお寺に一門が集まって、初代三平のおかみさんの海老名香葉子さんが話している時に電話が鳴りました。出てみたら赤羽警察署からで、パー子が火事に遭ったと。すぐにタクシーに飛び乗ったけど、環8の渋滞がすごくて途中で降りて走りました。マンションに着いたら、救急車にパー子が乗ってグッタリしていました。煙は吸ったけど、幸いやけどは軽かったのでホッとしました。でも、火事を出してしまって本当にもうしわけない。ご迷惑をかけました」と謝罪した。


ぺーがパー子から聞いたところでは「20数年間、毎日やっているように、仏壇のお灯明に火をつけようとしたけど、ライターが着火しなかった。それで、もう1つのライターで火をつけようとしたら、隣にあった初代三平師匠の写真に燃え移って大きく火の手があがった。煙がすごいので、すぐに隣に助けを求めた」という。ぺーは「明けて9月20日が三平の命日なんですが、1日早く法事をやっていました。なにか、因縁でもあるんでしょうか」と不思議がった。


マンションの部屋は大きく焼けているが、焼け残ったものもあるという。夫妻は、この日はホテルに宿泊したが、ぺーは21日からの浅草演芸ホールでの出番に備えて、衣装を捜しに来たという。「幸いピンクの衣装が少し燃えずに残っていたので、演芸ホールにはそれで出られます。ただ、ギターが見つかっていない」と話した。火事を聞いて、芸人仲間などから「LINEが25通も来ました。本当にありがたいことです。ご心配をかけて申し訳ない」と話した。


火災保険に入っていなかったことから、ペーは「今後の後始末が大変。20日の午前9時過ぎから、また警察の調べが始まります」。火事に巻き込まれて、飼っていた4匹の猫が死んだ。「本当にかわいそうなことをしてしまった。今日は亡きがらを持っていって、一緒にすごします。同じマンションの住民の方、仕事の関係の方、本当に申し訳ない。パー子は今、混乱していますが、幸いにも大きなけがはありませんでした。自分がしっかりして、今後の対応に当たります」と話した。

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