【日本ハム】達孝太、奇跡の逆転Ｖへ夢つなぐ「相性いい」20日防0.00のロッテ戦先発

日本ハム達孝太投手（21）が奇跡の逆転Vへ夢をつなぐ。レギュラーシーズンでは最後の本拠地4連戦初戦となる20日ロッテ戦（エスコンフィールド）に先発。残り10試合で首位ソフトバンクとは4・5ゲーム差。リーグ優勝へ向けて厳しい状況となったが、近未来エースが通算4戦3勝、防御率0・00と好相性の相手から8勝目を狙う。

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勝たなければいけない試合を前に、達は言った。「（野球は）点取りゲームなんで。点取られなければ負けることはないですからね」。ロッテに対しては、その言葉通りの結果を出し続けている。プロ初勝利を挙げた昨年10月3日から通算4試合に先発して3勝、計24回2／3を投げて防御率0・00。「点を取られてないってことはある程度、相性はいいと思うんで」。自信を持ってマウンドに上がる。

チームは18日に首位ソフトバンクとの直接対決に敗れ、4・5ゲーム差に広げられた。逆境の中で迎えるシーズン最後の本拠地4連戦初戦。「最後いいイメージでビシッといきたいっすね」。座席指定の前売り券はすでに完売。超満員の熱狂の中で、1つずつ勝利を重ねていくことが、奇跡へとつながる。

達自身も初の2桁勝利に望みをつなげたい一戦だ。現在7勝で、日程的には20日ロッテ戦を含めて3試合登板が可能。そのためにも「とりあえず次の1勝を取りたい」。勝たなければ、未知の世界を切り開けないのは自身もチームも同じ。18日に2位以上を確定させ、今季もエスコンフィールドでCSを戦う。その舞台が昨季と同じファーストか、それとも−。まずは達が、みんなの夢をつなぐ。