<中日2−6ヤクルト>◇19日◇バンテリンドーム
中日中田翔内野手(36)が試合後、会見し引退試合での思いを語った。「4番一塁」でスタメン出場し、1回2死一塁での現役最後の打席は、フルスイングでの空振りの3球三振だった。
テレビでの会見での一問一答は以下の通り。
−引退セレモニーを終えて
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「やっぱり本当、今日という1日をね、いろんな方々の協力だったりサポートがあり実現できたものだと思うので、本当に感謝したいなっていうのと、最後、こうやって大きな声援をファンのみなさんからね、いただくことができて、ほんとに今まで頑張ってきてよかったなって思いました」
−打席にはどんな気持ちで
「相手投手にも、変に気を遣わせてしまって、ほんとに申し訳なかったなと思うんですけど、とにかく最後まで自分のスイング楽しむということだけは忘れないように、心がけて打席には立ちました」
−最後はフルスイングでの空振り三振
「ほんとに久々に気持ちもいいスイングができたと思いますし、全然前に飛ばすことができなかったですけど、相手投手に対しても、リスペクトを持った上で、最後は気持ちいいスイングをさせてもらいました」
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−セレモニーでは花束を涌井、大島から渡され、栗山氏、日本ハム稲葉2軍監督を含めて、花束を渡された時の気持ちは
「いや、何かこう、ほんとにチームメイトに関しては、先輩方から花束をもらっている中で、本当に最後なんだなっていうね、気持ちにもなりましたし、本当にこのメンバー、このチームで優勝したかったなっていう、いろんなものがフラッシュバックしてきて、すごく本当にありがたいなっていう気持ちでした」
−目に涙も
「そうですね、一番予想外だったのは、稲葉さんが僕より泣いてたっていう。ちょっとあれはずるいなっていう、本当に栗山さん、稲葉さん。僕にとってはね、本当にお父さんとお兄ちゃんのような存在の方で、そういう2人が忙しいにも関わらずね、こうやってわざわざ名古屋まで来てくれたっていう、本当に感謝の気持ちと、久々に顔を見られた時の、なんて言うんですかね、自分の中でちょっとこう、ホッとした部分というか。そういうすごく何か不思議なものがありましたし、ちょっとこらえることができなかったなというのはあります」
−チームメイトから6回胴上げをされた
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「本当に幸せな時間でしたし、普通、経験できるようなものではないと思うので、すごく特別な瞬間だったと思います」
−引退試合の1日を終えての心境は
「すごくほんとにすっきりしてますし、18年間現役生活を続けてきた中で、やっぱりうまくいかないことの方が多かったですし、苦しいことも多かったですし。その中でもいろんな方々に支えられてきた18年間やってこれたっていうのは、周りの皆さんだと思ってるので。こうして最後みなさんに送り出してもらう形になって、ほんとにすごくうれしく思います」
−最後、グラウンドを1周した時のファンの姿は
「ありがたいですし、やっぱり何かこう、この光景はグラウンドからもう見ることはできないのかなっていう、ちょっと悲しい気持ちにもなりましたし、でも何度も言いますけど、ファンのみなさんの声援があって、いろんな意味で支えられてきた声、拍手っていうものをほんとにかみしめながら1周させてもらいました」
−今後は
「いや、まだ何も考えてないので、あれですけど。でも、やっぱり僕はほんとに野球人としていろんな方に育ててもらったので、野球で恩返しということはもちろん考えてますし、何かしらの貢献をしていければいいなと思っています」
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