
現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、山口県在住76歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:76歳男性同居家族構成:本人、妻(56歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:山口県
リタイア前の雇用形態:公務員
リタイア前の年収:900万円
現在の預貯金:500万円、リスク資産:50万円
これまでの年金加入期間:国民年金4年、厚生年金34年
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):28万5258円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:給与収入12万円
「生活が維持できるか不安」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「都会では年金で暮らせないので、Iターンで島暮らしを楽しんでいます。今の暮らしには十分足りているけれど、このままこの生活が維持できるか不安なため」と語っています。
ひと月の支出は約「17万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
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「イノシシ肉が時々もらえる」
年金以外の収入として、現在は「2カ月に1回の水道検針で1万円、不定期ですが国の統計調査員で1万〜3万円」を得ているとのこと。移住後は基本的に「家庭菜園での野菜収穫、毎夜の釣り」で自給自足しているほか、近所付き合いから「害獣駆除のイノシシ肉が時々もらえる。魚や野菜は物々交換になることも」あるなど、自然と食費は抑えられているようです。
「特に離島はいい」
田舎暮らしを満喫している様子の投稿者ですが、今後については「これからどんどん物価も賃金も上がると思うが、年金は確実に相対的に目減りです。それにどこまで耐えられるかでしょうね」と不安を吐露。一方で「便利さを捨てれば、健康であれば田舎暮らしが一番」だと実感しているそう。「特に離島はいい」と第二の人生を謳歌(おうか)しておられるようでした。
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
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(文:あるじゃん 編集部)
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