今週(9月14日週)、複数のPCパーツショップにAMDのエントリー向けAPU「Athlon 3000G」が登場している。価格は5800円前後だ。Socket AM4に対応し、現行のCPU/APUではIntelも含めて最安のラインアップとなる。
●「Socket AM4を延命させたいのかなと」――新Athlon 3000Gの評価
Athlon 3000Gは2コア4スレッドのAPUで、GPUとしてRadeon Vega 3 Graphicsを内蔵している。TDPは35Wだ。2019年11月に8000円弱で登場しているが、今回は付属のCPUクーラーを新調しており、パッケージも新しくなっている。
「リリース情報も目立たず、さらっと入って来ました」(パソコンSHOPアーク)とのことで、販売開始直後の売り場での反響も薄く、まだこれからといった様子だ。「Windows 11への乗り換え需要の中で、安価にマシンを組む人に向けて投入した印象ですね。Socket AM4を延命させたいのかなとも」(同店)とのコメントも聞かれた。
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ただし、一部のAMD B550やA520マザーボードでは動作しない可能性がある。導入の際は対応するマザーボードを事前に確認しておきたい。
●ZOTACからもGeForce RTX 5060のロープロファイルモデルが登場
グラフィックスカードでは、ZOTACからロープロファイル対応のGeForce RTX 5060搭載カード「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 Low Profile」(ZT-B50600L-10L)が売り出されている。価格は5万7000円弱となる。
3連ファンクーラーを装備し、2スロット厚/182.5mm長に抑えたデザインを採用する。グラフィックスメモリは8GBで、8ピンの補助電源を1基備えている。
GeForce RTX 5060搭載のロープロファイルモデルとしては、2025年5月のRTX 5060カードの販売開始時に登場したギガバイトの「GeForce RTX 5060 OC Low Profile 8G」(GV-N5060OC-8GL/5万5000円前後)もあり、本製品の登場で選択肢が広がった格好だ。
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TSUKUMO eX.は「スリムなボディーの企業向けパソコンなどでグラフィックス性能を高めたいという需要は一定数あるので、手堅く売れそうです」と話していた。
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