割り箸だけで橋の骨格を作る動画が、Instagramに投稿され、“工学のすごさ”がよく分かると話題に。この動画は記事執筆時点で152万回以上再生されており、1万5000件を超えるいいねを集めています。
投稿したのは、学習塾Starfishの代表を務めている「さのゆうき」(@yuukisano.study)さん。物理学や工学を応用した、さまざまな実験を公開しています。
今回の目的は、テーブルの上に置いたおもちゃのマリオカートを走らせ、別のテーブルへ移動させるための橋を作ること。そこで両テーブルをつなぐ「橋」として、まずは1枚の紙を用意しました。
画面奥から手前のテーブルへと意気揚々と走り出したルイージ。しかし、テーブル間にかかっていたのはただの紙一枚。重さに耐えきれず大きくたわんだ末、ルイージもろとも橋は落下してしまいます。
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次に登場したのは割り箸。6本(3膳)の割り箸で骨組みを組み、その上に細長く切った紙を敷いて橋を完成させます。これは、レオナルド・ダ・ヴィンチが考案した、釘や接着剤を使わず木材を組み合わせて作る「自立橋」を応用したもの。摩擦と重力を利用した堅固な構造が特徴で、橋全体がしなやかにたわむことで、ルイージが渡ろうとした瞬間の衝撃を見事に吸収しました。
今度は渡り切れるかと思われましたが、手前のテーブルにたどり着く寸前で橋が崩壊。どうやら、まだ割り箸の本数が足りなかったようです。
今度は骨組みに使う割り箸の数を10本(5膳)に増やし、より長くて丈夫な橋を構築。“改良版・割り箸橋”はカートの重さや移動時の衝撃にも耐え、ルイージは無事に手前側のテーブルへ渡ることができました。
動画には「おおお」「こうした学びの面白さを小学校時代に知っていたら…私の人生違っていたかも」「子どもが目をキラキラさせそう」「分かりやすい」「5歳の息子に見せたいです」「子どもらと一緒に、あーだこーだ言いながら作りたくなります!」「技術の進化の履歴を追っているよう」などの感想が寄せられています。
さのさんはこの他にも自身のInstagram(@yuukisano.study)アカウントで、柱を使わずに物を立てる様子や、「デザインと強度」の関係が分かる動画などを公開しています。
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動画提供:さのゆうき(@yuukisano.study)さん
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