【世界陸上】競歩の悪夢 世界記録保持者の山西利和まさかの3度目警告…2分間待機で遠のいた金

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2025年09月20日 11:26  日刊スポーツ

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男子20キロ競歩 力強い歩きで周回する丸尾(左)と山西(右)(撮影・宮地輝)

<陸上:世界選手権>◇第8日◇20日◇東京・国立競技場発着(神宮外苑周回コース)◇男子20キロ競歩決勝



世界記録1時間16分10秒を出した山西利和(29=愛知製鋼)が、優勝争いからまさかの大幅ランクダウンを強いられた。


残り5キロ、折り返し地点前でペースアップを図った山西が3度目の警告を受けた。折り返し地点近くのペナルティーゾーンで2分間の待機となり、先頭集団に大幅に離された。最終的に1時間22分39秒で28位に終わった。


自国開催の世界選手権で、地元の世界記録保持者がまさかのストップ。急転直下の事態にX(旧ツイッター)では「競歩のこの2分間のペナルティー実質退場と変わらんのメンタルえぐるね 山西さん」「えーーーペナルティ 金メダル候補だったのに 山西利和選手」などの声が上がった。


TBS中継で解説をするシドニー五輪(オリンピック)女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(53)も「怖い競技ですね…」と声を震わせた。

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