北海道 線状降水帯発生のおそれ 大雨・暴風に警戒

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2025年09月20日 12:42  日本気象協会

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日本気象協会

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今日(20日)は、低気圧が北海道に接近し、明日(21日)にかけて北海道付近を通過するでしょう。大気の状態は非常に不安定で、気圧の傾きが大きくなり、広く風が強まる見込みです。今夜遅くから明日明け方にかけては線状降水帯が発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。また、道南方面を中心に暴風となり、横殴りの雨となりそうです。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒して下さい。

雨のピークは今夜、線状降水帯が発生し1時間に50ミリと非常に激しく降るおそれも

画像A

今日(20日)は、前線を伴った低気圧が北海道に接近し、明日(21日)にかけて通過するでしょう。南よりの暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態は非常に不安定となる見込みです。また、気圧の傾きが大きく、広く風が強まるでしょう。今夜遅くから明日明け方にかけては、道央や胆振、日高地方では線状降水帯が発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒して下さい。雨が降り出した後は、降り方が急激に強まる見込みです。雨の降り出す前のうちに、買い物などの用事を済ませ、念のため、避難所やハザードマップなどの確認などを行っておくとよいでしょう。

20日に予想される1時間降水量は多い所で、
日本海側北部 30ミリ
日本海側南部 50ミリ
太平洋側西部 50ミリ
太平洋側東部 40ミリ

21日に予想される1時間降水量は多い所で、
日本海側北部    30ミリ
日本海側南部    50ミリ
太平洋側西部    50ミリ
太平洋側東部    40ミリ
オホーツク海側北部 30ミリ
オホーツク海側南部 30ミリ

となっており、
20日6時から21日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
日本海側北部 150ミリ
日本海側南部 180ミリ
太平洋側西部 200ミリ
太平洋側東部 120ミリ
その後、21日6時から22日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
日本海側北部    100ミリ
日本海側南部    100ミリ
オホーツク海側北部 100ミリ
オホーツク海側南部 100ミリ
の見込みです。

低気圧や雨雲の発達の程度によっては更に雨量の多くなるおそれもあります。

今夜から明日は風も強まり、暴風のおそれ 今日日中のうちに準備を

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発達する低気圧の接近により、北海道付近の気圧の傾きは非常に急となる見込みです。
そのため、広い範囲で風が強まり、暴風となる恐れもあります。雨も伴うため、横殴りの雨となることもあるでしょう。視界が悪くなり、徒歩はもちろん車の運転も危険を伴うおそれがあります。外にある風で飛ばされやすいものを片づけておきましょう。

20日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は
日本海側南部陸上 23メートル (35メートル)
日本海側南部海上 25メートル (35メートル)
太平洋側西部陸上 16メートル (30メートル)
太平洋側西部海上 25メートル (35メートル)
太平洋側東部海上 18メートル (30メートル)
の見込みです。

21日も風の強い状態は続き、予想される最大風速(最大瞬間風速)は
日本海側北部陸上    18メートル (30メートル)
日本海側北部海上    20メートル (30メートル)
日本海側南部陸上    23メートル (35メートル)
日本海側南部海上    25メートル (35メートル)
太平洋側西部陸上    16メートル (30メートル)
太平洋側西部海上    25メートル (35メートル)
太平洋側東部陸上    18メートル (30メートル)
太平洋側東部海上    25メートル (35メートル)
オホーツク海側北部陸上 18メートル (30メートル)
オホーツク海側北部海上 23メートル (35メートル)
オホーツク海側南部陸上 18メートル (30メートル)
オホーツク海側南部海上 23メートル (35メートル)
の見込みです。

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