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<フィギュアスケート:ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選>◇20日◇北京・国家体育館◇ペアフリー
【北京=松本航】ショートプログラム(SP)4位で愛称“ゆなすみ”の長岡柚奈(ゆな、20)森口澄士(すみただ、23)組(木下アカデミー)が、日本の26年ミラノ・コルティナ五輪ペア出場2枠目をたぐり寄せた。
フリー3位の115・98点を記録し、合計178・66点。後続のペアの結果で3位に滑り込み、今大会で争われる最後の3枠に入った。
取材エリアで結果が分かると、2人そろって涙を流し、長岡は「ごはんも喉に入らないぐらい、すごく緊張していました。ずっと不安だったんですけど、オリンピックに行けることが確定して、本当にうれしくて、安心した気持ちでいっぱいです」。森口も「恐怖の気持ちと、ずっと戦っていた。今は頭が真っ白になっています。あとで、もっと喜べると思います」と安堵(あんど)した。
ミラノ・コルティナ五輪に向けては、3月の世界選手権で優勝した三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)の成績により、日本は1枠を確保。今大会で“ゆなすみ”が2枠目をつかみ、五輪のペアでは日本勢史上初となる複数組派遣が実現する。
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五輪代表選考レースの最終選考会は12月の全日本選手権(東京・代々木第一体育館)だが、世界をけん引する“りくりゅう”とともに、“ゆなすみ”が代表の座を射止めることが有力な状況となっている。
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