<巨人3−1広島>◇20日◇東京ドーム
ドラフト2位ルーキーの浦田俊輔内野手(23)が本拠地初適時打を放ち、2年連続のCS出場を決める大事な一戦で勝利に貢献した。
絶対的二塁手の吉川尚輝内野手(30)の離脱後、二塁を任されている浦田は、この日も「8番二塁」で6試合連続のスタメン出場。 4回には前打者のリチャードの押し出し死球で勝ち越し、なおも2死満塁の好機で打席に立った。「今まで悔しい思いをした分、ここで絶対打ってやり返そう」と広島先発森の直球を中前にはじき返し、貴重な追加点を挙げた。
一塁上では何度もこぶしを突き上げ、大きく感情を出した。「いい形で先輩のみなさんに回していただいた。ヨコさん(横川凱)が頑張って投げていたので、援護しようと思い切り打ちました」と気持ちで打った。
浦田は開幕1軍入りを果たすも3試合で結果を残せず抹消。5月に再昇格したが、打撃が振るわず再び2軍行きとなった。
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それでもファームで2割8分とコツコツ安打を重ね、炎天下の中で準備を続けてきた。そして迎えたシーズン終盤、再々昇格を果たし、ようやくバットでチームに貢献した。
残り7試合。チームはレギュラーシーズンを2位で終えて、ポストシーズンでは本拠地でCSを迎えることを目指す。「先は考えず、1試合1試合を大事に戦っていけば最後に結果はついてくる。また切り替えて、明日に臨みたい」と力を込めた。
◆浦田俊輔(うらた・しゅんすけ)2002年(平14)8月30日生まれ、長崎市出身。海星で2年夏に甲子園出場。九産大では1年春からベンチ入りし、2年秋から正遊撃手。4年春秋MVP、首位打者1度、盗塁王3度。24年ドラフト2位で巨人入団。開幕戦に代打で初出場し、5月6日阪神戦でプロ初安打。今季推定年俸1200万円。171センチ、67キロ。右投げ左打ち。
▽巨人横川(5回3安打1失点で4試合ぶり白星となる2勝目)「(無四球に)今までで一番思い通りに投げられました。最低限、役割を果たせたのは良かった」
▽巨人マルティネス(中日時代の昨季の自己記録を更新する44セーブ目)「悪い時からしっかり立ち直ってやってこられた。気持ちの面で自信が一番大事」
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