【世界陸上】桐生祥秀「自分の100mは1週間見てない」リレーへ強い思い…6年ぶりメダル狙う

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2025年09月20日 23:50  日刊スポーツ

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400メートルリレー予選 決勝進出を決め笑顔を見せる、左から小池、柳田、桐生、鵜沢(撮影・足立雅史)

<陸上:世界選手権>◇第8日◇20日◇東京・国立競技場◇男子1600メートルリレー予選



日本の“リレー侍”は38秒07の組3着につけ、21日午後9時20分開始の決勝へ進んだ。組4着以下でもタイム次第で通過できたが、進出条件の上位3着以内で突破。確実なバトンパスで予選全体5番目のタイムを残した。


19年銅メダル以来3大会ぶりの表彰台へ向け、3走の桐生祥秀(29=日本生命)は「歓声がもっと上がるようにメダルを取りたい」と力を込めた。


桐生は13日の100メートルで予選敗退となったが、レース後に「自分の100は1週間見ていない」と告白。動画などで走りを振り返ることなく、すぐにリレーへ切り替えたという。


それはリレーへの強い思いの表れ。16年リオデジャネイロ五輪銀、19年世界選手権銅を経験しているだけに「陸上の盛り上がりを再び起こすためにも、メダルを取りたい」と闘志を燃やしている。


予選はミスのない確実なバトン渡しで突破したが、決勝はさらに攻めた走りでメダルを目指す。「バトンパスをもっと鋭くして、もっと良い位置で渡したい」とポイントを挙げ、「最高の状態で明日を迎えられる」と自信を示した。【藤塚大輔】

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