【ソフトバンク】王会長「勝つというのはそんなに簡単なことではない」最後は走塁ミスで敗戦

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2025年09月21日 19:16  日刊スポーツ

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ソフトバンク対オリックス 9回裏ソフトバンク無死、川瀬は中越え二塁打を放つ(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク1−2オリックス>◇21日◇みずほペイペイドーム



ソフトバンクは3度あった満塁機で、無得点に終わった。2点を追う9回裏。先頭で代打川瀬晃内野手(28)がコールされた。今季、何度もラッキーボーイ的な活躍を見せた男だけに、今度こそ「流れ」が変わる…と思っていたら7球粘って中越え二塁打。続く代打笹川吉康外野手(23)が中前適時打。1点差となり、笹川も送球間に二塁進塁した。だが1死後、柳町達外野手(28)の左飛で大きく三塁を回った笹川の帰塁が間に合わず、ゲームセット。まさかの暗転となった。


連敗したとはいえ、焦ることはない。ただ「日本一」奪回の目標を掲げている小久保ホークスとしては、ミスを看過せず次戦以降の大きな反省点としなければならない。試合後、王会長も珍しく厳しい表情だった。「まあ、常時出ていない人だからね。ちょっとね。すんなりいかないんだよ。勝つというのはそんなに簡単なことではないからね」。最後に走塁ミスを犯した笹川を責めることはなかったが、あらゆる場面での状況判断や、プレー中の集中力…。V戦線の中で、さらに求め続けてもらいたかったことだろう。


「プロ」としてグラウンドに立っている以上、ベテランも若手もない。あってはならないミスだろうが、笹川にとってはいい経験になったのではないだろうか。痛恨の失敗も、大いなる飛躍へ向けた糧とすればいい。王会長は「もう今日は終わったんだからね」と言って球場を後にした。


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