<ソフトバンク1−2オリックス>◇21日◇みずほペイペイドーム
オリックス佐藤一磨投手(24)が今季初白星を挙げた。
4回2失点だった8月20日の日本ハム戦(エスコンフィールド)以来の1軍登板。初回、先頭のソフトバンク野村に遊撃内野安打を許すと、けん制悪送球でいきなり無死三塁のピンチを迎えた。さらに2四球で2死満塁。それでも最後は牧原大を142キロ直球で空振り三振に仕留めた。
「ピンチピンチだったので開き直ることができました」
3回に2死満塁、4回も1死一、三塁のピンチを招きながら無失点。「苦しいピッチングになってしまいましたが、何とかゼロで粘ることができてよかった」。頓宮裕真捕手(28)と紅林弘太郎内野手(23)のソロアーチで2点の援護をもらい、今季初勝利の権利を手にした。
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岸田護監督(44)は「タイミングをうまく外せていて良かったと思います」とたたえた。昨季6月9日の巨人戦(東京ドーム)でプロ初登板初先発、初勝利して以来の白星。今季は2軍戦でウエスタン・リーグ最多の10勝を挙げ、チャンスをつかんだ。「与えられたところでやってきたからこの結果になったと思う。今度は1軍で投げたらどうかというのをもっと考えてやっていくべきだなと思います」と引き締めた。
CS進出を目指すチームにまた1人左腕が加わった。「もちろん与えられたところで全うする準備は常にするべき。どういう立場でも呼んでいただけるようにしっかりアピールしていきたい」と力を込めた。【村松万里子】
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