<DeNA7−2広島>◇21日◇横浜
DeNA蝦名達夫外野手(28)が勝負どころで決めきった。1−0の2回2死満塁、広島の2年目右腕・常広に追い込まれながらも146キロの内角寄りの直球を逆方向へはじき返した。右翼への2点適時打。「1打席1打席、塁に出ることだけ考えて1球でも多く投げさせる気持ちです」と、連続試合出塁を27まで伸ばした。
寡黙な人柄で「1年間やると決めた」と、今季はホームの試合後に打撃練習とストレッチを欠かさない。朝型人間で、寝坊したのは青森大時代にスマホの充電に失敗して目覚ましがならなかった1度だけ。目覚まし1回でスッと起床し、朝からウエートトレーニングなど有意義な朝活に励んできた。「今年はけがなくやれているのが一番大きい。キャンプからやってきたことを変えずに芯をぶらさずにやれている」。貫いた地道な日々が実を結びつつある。
この一打でチームに勢いをつけ、打線は3回までに7得点。2度の雨天中断にも惑わされずに勝ちきり、9月は14勝4敗で貯金を荒稼ぎする。3位巨人とも2ゲーム差に拡大。「2位でハマスタでCSやるために1戦1戦、戦うだけ」と蝦名。残り6試合、2位を守り抜く。【小早川宗一郎】
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