【世界陸上】豪雨による中断影響?本来とほど遠い跳躍で“眠れる森の美女”女王マフチフ連覇逃す

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2025年09月21日 23:54  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

女子走り高跳び決勝 競技を終え、笑顔を見せるウクライナのマフチフ(撮影・足立雅史)

<陸上:世界選手権>◇第9日◇21日◇東京・国立競技場◇女子走り高跳び決勝



“眠れる森の美女”が天の神のいじわるで?! 金メダルを逃した。


連覇を目指したパリ五輪金メダリストで世界記録保持者ヤロスラワ・マフチフ(24=ウクライナ)は、1メートル97で銅メダルに終わった。


試合中に寝袋の中で横になって目をつむるルーティンで“眠れる森の美女”と呼ばれる世界女王は、選手紹介の後すぐに寝袋に戻った。20分後、193センチを1回目で悠々とクリア。197センチも1回でクリアした。


バーが2メートル00に上がり、今季世界ランク1位のニコラ・オリスラガーズ(オーストラリア)が1回目でクリアした後に雨が降り始め、マフチフは失敗。その直後に雨が強まったため競技は中断。約1時間に及ぶ2度の中断の間も寝袋に横になっていたマフチフだが、再開後は本来とはほど遠い跳躍で2度失敗した。


8月末のダイヤモンドリーグ(DL)終了後に来日して日本国内で調整してコンディションは万全だったが、不運な雨で連覇を逃し「もっと強くなって戻ってくる」と語った。

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