「マンガ大賞2021」では大賞に選ばれ、2023年にアニメ化された『葬送のフリーレン』(小学館)。本作のさまざまなシーンが『ポプテピピック』(竹書房)で知られる漫画家・大川ぶくぶの独特なタッチによって表現され、オリジナルグッズとして発売される。
【画像】フリーレンの投げキッスにニヤリ笑うアウラも 大川ぶくぶのコラボイラスト
今回の企画は大川ぶくぶによる『葬送のフリーレン』のキャラクターたちのイラストを使用した、アクリルスタンドや缶バッジなどのグッズを展開するというもの。9月23日から「ビックカメラ」「アニメガ×ソフマップ」対象店舗にて先行販売されている。
大川ぶくぶが描いたイラストの1つが、主人公・フリーレンが投げキッスをするイラストだ。
ザインを仲間として勧誘するために、彼の好きなものを探るなか「年上のお姉さんが好き」ということが判明。フリーレンが「本当はあまりこういうことはしたくなかったけれども、師匠(せんせい)から教わった色仕掛けを使うときが使うときが来たようだね」と前置きしたうえで、ザインに対して投げキッスを行ったワンシーンのイラストであろう。
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フリーレンの投げキッスはザインにあまり効果がなかったようだが、過去に勇者・ヒンメルに試した際には失神するほどの威力だったらしい。大川ぶくぶのイラストでは失神したヒンメルの口から血が流れる様子も再現されている。
大川ぶくぶはフェルンとシュタルクのイラストも執筆。フェルンが「夜更かししたの?」と問い詰め、涙を浮かべるシュタルク。これは一級魔法使い試験・第一次試験後のワンシーンを再現したイラストだ。
ホテルで夕方までベッドで過ごしていたシュタルクのもとに、試験を終えたフェルンとフリーレンが尋ねる。状況を察したフェルンは「寝てたでしょ?」「夜更かししたの?」とシュタルクを問い詰める。
「……はい。」と自白したシュタルクであったが、フェルンが「他には?」と聞くと「…夜中にジュースも飲みました…」と目に涙を浮かべながら話し、フェルンはシュタルクをポコポコと叩いて怒っていた。
そのほかにも「服従させる魔法(アゼリューゼ)」をつかうアウラ、「野心が足らん。燃えたぎるような野心が。」と話すフランメ、二日酔いで具合の悪そうなハイターと心配する(?)アイゼンが描かれている。
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大川ぶくぶによる愉快なイラストからは、『葬送のフリーレン』の画の美麗さや物語の奥深さとともに、ときより描かれるユーモアを再認識できる。
(文=加藤かづき)
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