<イースタン・リーグ:DeNA−楽天>◇24日◇横須賀
来期の戦力構想から外れているDeNA三嶋一輝投手(35)が、今季のファーム本拠地最終戦の最終回に登板した。
全球直球勝負を選択していずれも球威で押して3者凡退。最速148キロで最低球速も147キロと圧倒的な直球の球威を見せつけた。ウイニングボールを渡され、ナインと握手する場面もあった。
13年目の今季は1軍では6試合の登板で防御率は10・80。イースタン・リーグでは30試合で防御率2・51と好成績を残していたものの、若手投手陣の台頭も著しく、1軍での出番は限られていた。
12年に法大から入団した球団生え抜きで、1年目から主力としてチームを支えてきた。開幕投手、先発ローテ、守護神からセットアッパーと投手としてのすべてのポジションを経験。22年には国指定の難病・黄色靱帯(じんたい)骨化症を発症し、手術・リハビリを強いられたが不屈の闘志で23年には復帰登板を果たした。復帰直後は手術前と異なる体の感覚に苦しんだが、3年が経過して体もなじみつつある。9月に入ってからは3シーズンぶりに150キロを計測するなど復活の兆しを見せていた。
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