
閉幕まで約3週間となった大阪・関西万博。
駆け込み需要で大賑わいとなっていますが、今チケットを持っていても予約ができず入場できない、いわゆる“死に券”が問題となっています。
「払い戻し」や入場する方法はあるのでしょうか?
30回万博に行った、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏に聞きます。
【写真を見る】チケットがあっても入れない?“駆け込み万博”で「死に券」続出 入場のチャンスは【ひるおび】
チケットがあるのに入れない…“死に券”とは現在はすべて日時指定ありで販売している万博のチケットですが、
8月17日まで販売していた「日時指定なし」のチケットを購入した人は、行く日程をネットで予約する必要があります。
しかし10月13日の閉幕までほぼ満員で予約困難な状況となった今、入場券を持っていても入場できない可能性がでてきました。これがいわゆる“死に券”として問題となっています。
実際に予約を試みても、万博のサイトは大変混雑しており、日時予約画面に到達するまでに長時間の待ち時間が発生。
鳥海氏によると、稀に空きが表示されてもすぐに定員超えとなってしまい、実際の予約には至らないといいます。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
もう予約出来たら宝くじに当たったかのような状況になっていて、今朝も私は朝5時50分に接続したんですが、アクセスできたのが結局8時10分。
2日後の西ゲートの予約が7時に少し枠が増えると公式で発表されているんですが、皆さん朝4時台に起きて接続をして、7時に備えるという状況が発生しています。
|
|
ジャーナリスト 鎌田 靖:
私、行こうかなと思って最初からやろうと思っているんですが、日時指定があるチケットは買うことができますか?
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
それも空いていればですね。この日時予約の争奪戦に勝てば買えます。
チケットを「持っていても入れない」人はー
40代会社員
「5枚余ってます。4、5月に結構ガラガラというニュースを見ていたので、チケットを買っておいて家族で何回か来ればいいかなと思ってたんですけど、こんなに急に駆け込みラッシュでいっぱいになっちゃうとは思わなくて。
チケットを取りたくて予約したいんですけど、でもしょうがないですよね。ここまで使わなかったんで・・・。」
日本国際博覧会協会の高科淳副事務総長は9月22日の会見で以下のように話しています。
「契約の中に払い戻しがないということは明記しております。
元々後半は非常に混雑するので予約が難しくなりますということは、開幕当初からずっとお願いをさせていただいた」
大阪府の吉村洋文知事はー
「協会からも最終盤は混み合うのでできるだけ早めに予約をしてくださいということは何度も呼びかけもしてきた。その上で今、予約ができない方がどのくらいいるのか、正確に把握した方がいいと思っています。」
払い戻しは検討されるんですかという質問に対しては、
「払い戻しができるかどうか、何らかの対応ができないかと私は思いますが、ただ、事前にきちんと伝えていることでもありますから…」
と答えています。
|
|
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
9月4日ぐらいまでは行きたい日に大体行けていたので、この1か月だけなんですよね。
協会も「早いうちに行くように」とずっと言っていた部分はあるので致し方ない部分はあるんです。
ただ、「通期パス」を持っている人も3回分しか予約できないので、毎日行けないというジレンマもあります。
例えば夜6時、7時だと多くの方が帰られるので、今一番最後の枠は夕方4時ですけど、例えば6時とか7時とかだったらもう券持ってる人みんな入れちゃうとか、そういう形で3、4時間でもいいからこの“死に券”をなくすような工夫があってもいいのかなと思いますね。
≪“死に券”を活かす≫
▼キャンセル待ちを試みる
▼西ゲートの拡大枠
≪“死に券”をあきらめる≫
▼当日券に並ぶ
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
毎日時間が空いてるときにひたすら接続して頑張ってみるのが、まず一つ。
もう一つは、西ゲートは2日前の午前7時から8時の間に枠が拡大されますので、朝4時台もしくは5時前に接続して、順番待ちをして7時に備えるというやり方です。
あとは当日券ですね。
既に持っている券は使わず新規にその場で購入する。ただこれも今、長蛇の列になっていますので、2時間・3時間前に並んで買うというふうになっていますね。
(ひるおび 2025年9月24日放送より)
|
|