
長谷川潤
Image by: 花王
花王が手掛けるヘアケアブランド「メリット(merit)」が、新製品「オソロ(Osolo)」のシャンプーとコンディショナーを10月4日に発売する(本体450mL 1100円、詰め替え 340mL 770円 ※編集部調べ)。併せて新作発表会を開催し、同ブランドアンバサダーを務めるモデルの長谷川潤が登壇。新製品やCM撮影時の思い出などを語った。
オソロはメリットの掲げる家族との関わりの中から、母と娘の関係性に着目。花王が昨年3月と11月に行った「10歳前後の娘とその母親のシャンプーの使用実態に関する調査」によると、「親子で別々のシャンプーを使っている」と答えた人の約7割が本当は共有したいと回答。このほか、シャンプーを共有していると回答した人のうち「パサつきや絡まり、髪の広がりを抑えたい」という悩みを抱える母親が多くいることが分かった。これらの結果や思春期が始まる時期の親子関係の変化なども踏まえ、オソロは「今この瞬間しかないかけがえのない時間を過ごす親子に寄り添うシャンプー」とし、大人と子どもの髪両方に対応する製品を展開する。
花王ヘアケア事業部 シニアマーケターの鈴木佑衣氏は、「大人と子どもの両方が満足して使えるように髪にとって大切な美髪成分である脂質に着目した」とし、脂質の流出の抑制が期待できるラメラ液晶シャンプーを採用。脂質を守りながら汚れを除去する優しい洗い心地を実現した。フォーミュラには美髪成分のヒマワリ種子油やラノリン脂肪酸を配合。毛先まで柔らかくみずみずしくまとまる髪に導く。香りは、母と娘が同じ香りを髪にまとうことで、ふとした瞬間にほっとするような、ほんのり甘くやさしい香調をイメージしたというガーデニア&サボンに仕上げた。
長谷川は、発表会に白いドレスで登場。「シンプルで爽やかな衣装を選びました」と語り、新製品については「私はカラーリングしているので、娘と違うシャンプーを使うことが多かったのですが、この製品は子どもにも優しい成分で親子で使えるところが魅力です」とコメント。「仕上がりがすごく柔らかいのもポイントです」とお気に入りについても語った。
今回の新CMで12歳の娘と初共演したという長谷川。「毎回見るたびにうるっときちゃいますね。まさか娘とこういうお仕事をすることがあるとは思いませんでした。娘が同じシーンを取り直す際に、監督からのアドバイスを取り入れながら試行錯誤して、めげずに取り組んでいる姿に心を打たれましたし、成長を感じました」と撮影時思い出を語った。娘との親子関係の変化については「小さい時からマミーって呼ばれてたのが、去年ぐらいからそれが急にマムに変わりました。少しの変化ですが、気持ちはやっぱり違うし、こうやってどんどん成長して、少しずつ自立していくんだなって感じました」と胸中を明かした。子育てで一番大切にしていることを聞かれると「言葉と行動で愛情表現すること、一緒に過ごすホリデータイムを大切にすること、子ども達の歩む道を応援しながらも、必要に応じてサポートとガイドすること」と回答した。
同社は「髪の生きる力を、人の生きるカへ」のヘアケア事業ビジョンのもと、2024年からの新ブランドの立ち上げと既存ブランドのリブランディングを実施する。ヘアケアブランドのフォーメーションを、人間の感情ニーズに基づき再編(黄のプレイフル、橙のナチュラル、茶のコンフォート、紫のクラッシィ、青のバランス、赤のインテンス)し、感情を起点としながら、花王の資産であるヘアケア研究100年の知見を活かし、生活者の期待を上回るモノづくりを推進している。
メリットは1970年に誕生。マス市場向けに、子どもからお年寄りまで使えるヘアケアとして長年展開してきた。今年3月には幅広い年齢およびファミリー層に対する価値をより高めるため、事業変革のテーマである“感情ニーズ”を踏襲し、新たな顧客像を定義。「自然体で思いやりにあふれた生活をしたい」というニーズをもち、家族とのつながりや時間を大切にしたいと考える人」に対しアイテムを提案している。