改修工事が続くバルセロナの本拠地『カンプ・ノウ』 [写真]=Getty Images バルセロナは23日、ホームゲームとなるラ・リーガ第7節の会場を発表した。
バルセロナの本拠地『カンプ・ノウ』の改修工事は大幅な遅延を経て、2023年6月の着工から2年以上が経過した現在も未完了。当初は今シーズンの開幕に間に合う見込みだったが計画通りには進まず、バルセロナはホーム開催のラ・リーガ第4節バレンシア戦および第5節ヘタフェ戦を『ヨハン・クライフ・スタジアム』で戦った。
そんな中、バルセロナは現地時間28日のラ・リーガ第7節レアル・ソシエダ戦の会場が『エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス』に決定したことを発表。昨シーズンおよび一昨シーズンに同スタジアムのシーズンパスを保有していた会員にはチケットの優先購入権が与えられるとしつつ、「近日中に『Spotify カンプ・ノウ』をオープンさせるために必要な行政許可の所得に向けて、引き続き全力で取り組んでいる」と強調している。
スペイン紙『アス』が報じたところによると、バルセロナの当初の計画では収容人数を2万7000人に縮小した上で、レアル・ソシエダ戦を『カンプ・ノウ』で開催する予定だったとのこと。しかし、市議会はスタジアムの安全性と避難設備に欠陥があると判断し、オープンに必要不可欠な許可申請を現地時間23日に却下した模様。現在バルセロナは市議会が提示した修正案に取り組んでいるという。
市議会が指摘した欠陥については、ピッチからの退出口の幅が規定を満たしていないことや柵の高さが規定に達していないこと、緊急車両ルートがスタジアム全体を周回できないことなどと報じられている
なお、現地時間10月1日に行われるパリ・サンジェルマン(PSG)とのチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節でも『カンプ・ノウ』は使用できず、『エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス』にて試合を開催することがすでに決定している。